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トーホウジャッカルがレコードV、酒井「これからもっと楽しみが出てくる」/菊花賞

デイリースポーツ
  • 2014年10月27日(月) 12時00分
 デビューから149日、史上最速の戴冠は驚異のタイムで成し遂げられた。「第75回菊花賞・GI」(芝3000m)は26日、京都11Rに18頭で争われ、3番人気のトーホウジャッカル(栗東・谷)が好位追走から抜け出す正攻法の競馬で快勝。ダービー前日の遅い初陣ながらクラシック最終章で頂点に上り詰めた。3分1秒0の勝ち時計はナリタトップロードの持つ記録を1秒5更新するJRAレコード。半馬身差の2着は4番人気のサウンズオブアース、さらに3馬身半差の3着には7番人気のゴールドアクターが入った。なお、外めを掛かり気味に運んだ1番人気のダービー馬ワンアンドオンリーは勝負どころを5番手で通過したが、直線で伸びを欠いて9着に沈んだ。

 4角は内から3頭目。トーホウジャッカルは果敢に先頭で回った。インをすくって食らいつくサウンズオブアース。外からも強襲を狙う蹄音が届く。それでも鞍上の酒井は相棒の底力をひとかけらも疑わなかった。「自分から動いていく形だったが、反応してくれると信頼していた」。人馬の絆が栄光の扉を開く。着差はわずかでも、危なげない押し切りだった。

 谷師は開業20年目で初のGI勝利。父の谷八郎元調教師はヒカルイマイで春2冠を制しており、親子通算でクラシック3冠をそろえた。「まだ夢のような感じ。これで、父の足元くらいに並べたかな」とはにかんだ。

 越えてきた試練が大きい分、軌道に乗ったこの先への期待は膨らむ。「これからもっと楽しみが出てくる。底が見えていないから。今からワクワクしている」と菊初挑戦初Vの鞍上は胸を躍らせる。7戦使い詰めだっただけに、直後は小休止となる可能性が大きいが、人馬の眼前には無限の可能性が広がっている。

提供:デイリースポーツ

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