今年の
天皇賞・秋の目玉は
皐月賞馬
イスラボニータの参戦。世代屈指の瞬発力で2000m辺りでは同世代に敵はおらず、古馬との初対戦でも斤量差を考えると当然好勝負になるだろう。それを迎え撃つのは最強牝馬
ジェンティルドンナ、
天皇賞・春連覇の
フェノーメノといった強豪たち。海外遠征組は不在でも豪華メンバーでの戦いとなる。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■11/2(日)
天皇賞・秋(3歳上・GI・東京芝2000m)
イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)は秋初戦の
セントライト記念でラ
イバル達を完封。2000m前後なら同世代には敵がいないと思わせるほどの強さを見せた。今回が古馬との初対戦となるが、東京コースはこの馬の瞬発力をフルに発揮できる場所で、斤量差を考えると当然上位争いに持ち込んでくるはず。2002年の
シンボリクリスエス以来となる3歳馬による優勝が期待される。
ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂正厩舎)は2着だった昨年と同じく、休み明けでここに臨む。元々一叩きした方が良いタイプで、歳を重ねるごとに休み明けは走らなくなっているが、実績はこのメンバーでも当然上位。その地力に期待が掛かる。
フェノーメノ(牡5、美浦・
戸田博文厩舎)は
天皇賞・春を連覇し、秋はここに的を絞ってきた。軽い馬場への適性が高く、東京コースも得意で、休み明けも問題ないタイプ。距離の2000mも問題なく、ここは好勝負になるはずだ。
その他、輸送が課題も立て直された効果が期待される
エピファネイア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)、前走の
オールカマー優勝で改めて力のあるところを示した
マイネルラクリマ(牡6、美浦・
上原博之厩舎)、地力強化が目覚ましい
マーティンボロ(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)辺りも好勝負に持ち込めそう。発走は15時40分。