12日、東京競馬場で行われた
エプソムC(GIII・芝1800m)は、
北村宏司騎手騎乗の4番人気
スズノマーチ(牡5、美浦・
藤沢和雄厩舎)が、2番手追走の3番人気
グランリーオをゴール前でクビ差交わし、重賞初制覇を決めた。勝ちタイムは1分46秒6(良)。さらにクビ差の3着には7番人気
ダイワレイダースが入った。1番人気
サイレントディールは直線伸び切れず4着に敗れ、02年
天皇賞・春(GI)4着以来の出走となった13番人気
ボーンキングは、後方2番手から直線追い込み5着に入った。
勝った
スズノマーチは、
父ティンバーカントリー、
母サイレントプレアー(
その父サンデーサイレンス)という血統。デビュー4戦目の
弥生賞(GII)で2着に好走したが、その後は
皐月賞(GI)9着、
日本ダービー(GI)17着に敗退。昨年12月の
オリオンS(1600万下、芝2000m)を制しオープン入りすると、前々走のエイプリルS(OP)を快勝。前走の
新潟大賞典(GIII)は2番人気で6着に敗れていた。通算成績22戦6勝。
鞍上の
北村宏司騎手は
マイネルデュプレで制した昨年の
共同通信杯(GIII)以来の
JRA重賞勝利で、通算6勝目。管理する
藤沢和雄調教師は
ゼンノロブロイで制した昨年の
有馬記念(GI)以来の
JRA重賞勝利で、通算72勝目。
北村宏司騎手は同レース初制覇、
藤沢和雄調教師は97年
タイキマーシャル以来、同レース2勝目となった。