3日(祝月)、
盛岡競馬場(曇、ダート:重)で第14回
JBCスプリント(JpnI、ダート1200m、16頭立て)が行われ、2番人気の
ドリームバレンチノ(
JRA)が初のJpnI制覇を飾った。
ダッシュ良く先手を奪った5番人気の
タイセイレジェンド(
JRA)が逃げ、初のダート挑戦となった3番人気の
コパノリチャード(
JRA)、
サトノタイガー(浦和)、
エスワンプリンス(佐賀)、
ランドオウジ(岩手)、1番人気の
ノーザンリバー(
JRA)、
ドリームバレンチノ、
ティアップワイルド(
JRA)が好位、4番人気の
セイクリムズン(
JRA)は中団につけた。
4コーナーでは
タイセイレジェンドに
サトノタイガーと
ドリームバレンチノが接近、3頭が広がって直線に入った。3頭の叩き合いはゴールまで続き、最後にクビ差前に出た
ドリームバレンチノが優勝のゴール。勝ちタイムは1分09秒0、騎乗していた
岩田康誠騎手は
JBCレディスクラシックに続いて連勝を飾った。
サトノタイガーが2着に健闘し地方馬として最先着、
タイセイレジェンドが3着に粘り、中団から迫った
セイクリムズンが4着、
ノーザンリバーは伸びを欠いて5着に敗れた。地元の
ランドオウジは10着だった。
ドリームバレンチノは
父ロージズインメイ、
母コスモヴァレンチ(母
父マイネルラヴ)の7歳牡馬・青毛。
JRA栗東・加用正厩舎所属。2013年の
JBCスプリント(JpnI、金沢)で初めてダートに挑戦して2着と好走、年末の
兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII、園田)で初重賞制覇。この
JBCスプリントまで
地方競馬で5戦2勝、2着3回と
パーフェクト連対を続けている。通算37戦11勝(中央32戦9勝)、重賞2勝目。
レース後のコメント(岩手県競馬組合のリリースによる)
1着
ドリームバレンチノ(
岩田康誠騎手)
「好スタートを切れました。馬場が湿っていたので強気のレースをしました。4角先頭のイメージで行って直線はいい併せ馬の形になったのも良かったです。芝ダートを問わないですし、年齢もまったく感じさせません」
2着
サトノタイガー(
吉原寛人騎手)
「好位置をキープできて理想的な競馬ができました。後ろがごちゃついていたのでなおさらでした。うまく流れに乗れて4コーナーで一瞬いい夢を見ましたが、勝ち馬が一枚上でした」
3着
タイセイレジェンド(
福永祐一騎手)
「返し馬で少し重く感じました。まだ本物のデキではないと思いますが、57キロだとさすがGIホース。力がありますね」
ラジオNIKKEI