16日、京都競馬場で
エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)が行われ、中団のインでレースを進めた
川田将雅騎手騎乗の3番人気
ラキシス(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が、直線に入って脚を伸ばし、好位追走から一旦は抜け出す形となっていた1番人気
ヌーヴォレコルト(牝3、美浦・
斎藤誠厩舎)をゴール寸前で捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒3(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に6番人気
ディアデラマドレ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。なお、2番人気
メイショウマンボ(牝4、栗東・
飯田祐史厩舎)は12着に終わった。
勝った
ラキシスは、
父ディープインパクト、
母マジックストーム、
その父Storm Catという血統。昨年は1000万勝ちの身で本レースに挑戦して2着に入り、その後は重賞戦線で勝ち星を挙げられないでいたが、この大一番で
オークス馬との接戦を見事に制し、初めての重賞勝利にしてGI制覇を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ラキシス(牝4)
騎手:
川田将雅厩舎:栗東・角居勝彦
父:ディープインパクト母:マジックストーム母父:Storm Cat馬主:大島昌也
生産者:ノーザンファーム
通算成績:11戦4勝(重賞1勝)
【勝利ジョッキー・
川田将雅騎手のコメント】
牝馬の強いところがほとんど揃っているようなレースでしたが、去年のような走りをしてくれれば十分チャンスがあると思っていました。
スタートはそれほど良くなかったのですが、1コーナーに入るまでに良いところは取れましたし、2コーナーで
ヌーヴォレコルトの真後ろにつけられたので、結果的には絶好の位置だったと思います。少し力みながらの追走でしたが、良い頃はそういうところがあった馬なので、状態が戻っていると前向きにとらえていました。
(直線では)今日は弾けてくれると信じていましたので、ゴールまでには(
ヌーヴォレコルトを)捕まえてくれると思っていました。よく頑張ってくれました。