11月30日(日)に東京競馬場で行われる第34回
ジャパンC(GI・芝2400m)に出走する
イスラボニータ(牡3・美浦・栗田博憲厩舎)を管理する栗田博憲調教師の共同記者会見でのコメント。
「前走の天皇賞(GI・芝2000m・3着)は、最後の直線で少しハナに立つのが早かったかなと思いましたけど、古馬相手に頑張ってくれました。今回は蛯名騎手に戻りますが、ずっと長く乗っていますので、馬の気性もわかっているでしょう。
皐月賞の時のように前に目標がいて、最後にとらえるというのが、今のこの子にとっては理想の形ですね。前回天皇賞の時も目イチの競馬をしていませんし、そういう点では疲れが抜け切るのがすごく早くて、良い状態でここまで来られました。上積みというよりも、順調にいっていること自体を大事にしたいですね。
レースに使う週ですので、少しお釣り残しでサーッと流す感じでという指示での追い切りでした。反応だけ見ていましたけど、反応は良かったですし、これで十分でしょう。本当にすこぶる順調に来ました。
距離はダービーで経験していますので、心配はしておりません。枠順はどうこう言わず、素直に受け止めて、普通の競馬をしてくれればと思います。乗り役の指示にはすごく素直ですし、どんな競馬でもできるタイプですね。
ジャパンCに送り出す気持ちとしては、これだけの強いメンバーが相手ですので、大きなタイトルをというよりも、今持っている力がどのくらい通用するかを見てみたいです。大崩れなく走っていますが、体の柔らかさや気性の素直さが、これまでのレース結果に出ていると思います。本当に偉い馬ですね。自分のレースをして力を出し切ってくれたら良いと思います。
現時点で3歳の
イスラボニータ、これだけ頑張っておりますけれども、自分の力がどのくらい通用するかという感じの中で、すこぶる順調な競馬をしてくれたら、嬉しいなと思っております。応援よろしくお願い致します」(取材・写真:佐々木祥恵)