12月27日(土)に阪神競馬場で行われる
阪神C(GII・芝1400m)に出走予定の美浦所属各馬について、関係者に話を聞いた。
リアルインパクト(牡6・美浦・
堀宣行厩舎)について、橋本篤典調教助手。
「先週末の日曜日に6ハロンからやっていますし、輸送に備えて今日(12/24)はサラッと息を整える程度の追い切りでした。前走の
キャピタルS(OP・芝1600m・6着)は休みは長かったですけど、体調は良さそうでした。レースでも頑張ってくれました。休み明けをひと叩きされて上積みもありますし、体調も上向きです。現状ではフレッシュさも十分保っていますし、去年勝っているレースでもありますから、今年も何とか頑張ってほしいです」
サンカルロ(牡8・美浦・大久保洋吉厩舎)について、大久保調教師。
「前走の
スプリンターズS(GI・芝1200m・10着)は、勝ち馬(
スノードラゴン)と同じような競馬をしたかったが、出遅れがすべてでした。前走後は在厩で調整してきました。
マイルCS(GI)も使いたかったのですが、蹄を痛めて一頓挫あり、このレース1本に絞って調整してきました。今は蹄は問題ないですし、万全の状態で臨めそうです。先週で仕上がっていますので、今日(12/24)は相手に合わせる程度の追い切りでした。8歳馬ですが、夏にはいつも休養していますし、馬体はまだ5、6歳くらいの若さですよ。今回は例年に比べてメンバーが強そうですが、そこでどういうレースをするかですね」
ホエールキャプチャ(牝6・美浦・
田中清隆厩舎)について、
蛯名正義騎手。
「前走(
エリザベス女王杯・GI・芝2200m・15着)後、ここまで順調に来ています。年齢的には大きく変わりませんけれど、調子が今ひとつだった夏に比べれば、状態は持ち直しています。1400mの距離は短いかもしれないですし、阪神の内回りコースもやってみなければわからない面もありますから、まずはゲートを出てみてですね」(取材・写真:佐々木祥恵)