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カービングパスなど、フェアリーS厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2015年01月08日(木) 18時41分
 母に京都牝馬S勝ちのハッピーパス、兄に重賞2勝のコディーノを持つ良血のカービングパス(牝3・美浦・藤沢和雄)が、1月8日(木)に併せ馬で追い切られた。柴山雄一騎手に、追い切りの感触とレースへの見通しについて話を聞いた。
「前走の赤松賞(3着)は上がりの競馬になり、3コーナーあたりでポジションが下がったことが響きましたが、最後まで頑張っていました。前走後は放牧に出て、帰厩後も良い感じで来ています。以前はカリカリする面を見せていましたが、だいぶ落ち着いてきていますね。今日(1/8)は、残り1ハロンで前に行っていた馬と併せ、ゴール板までは並んだ状態にして、手応えがあったらゴール板を過ぎてからも伸ばすようにという指示でした。前の馬に並ぶ時も良いリズムでしたし、手応えも抜群でした。良い内容の追い切りができたと思います。

 中山のマイルはトリッキーなコースですが、操縦性が良い馬なので、マイナスのイメージを持たずに臨みたいですね。この血統は気持ちの面で難しいところがありますが、厩舎でもそのあたりをすごく大事にして調整してくれています。エンジンがかかってからとても良い脚を使うので、そのあたりをうまく生かしたいと思います」

 牡馬と混合のひいらぎ賞で2着と先につながる結果を残したアドマイヤピンク(牝3・美浦・戸田博文厩舎)について、戸田調教師のコメント。
「2走前の赤松賞(9着)が良くなかったので、ひいらぎ賞の前はジョッキー(丸山騎手)は半信半疑だっと思いますが、前走で良いレースをしてくれたので、走ることはわかってくれたと思います。レース間隔があいていませんし、今日(1/8)は馬也で感触を確かめる追い切りでした。落ち着きがあって良い感じでしたし、丸山騎手もそう言ってくれました。中山も前走で1回経験していますし、大丈夫でしょう。クラシックに向けてしっかりローテーションも組めるよう、何とか賞金を加算したいですね」

 ナイアガラモンロー(牝3・美浦・堀井雅広)は、2走前のアルテミスSは11着と崩れたが、それ以外はほぼ堅実に走っている。堀井調教師のコメント。
「中山の1600mは、先行して抜け出す競馬ができるウチの馬には少し有利かなと思います。しっかりするのはもう少し先ですけど、馬格のある馬ですし、今の状態は良いですよ。牝馬限定戦ですし、頑張ってほしいですね」

 8日(木)に追い切りを行う馬が多い中、ノットフォーマル(牝3・美浦・中野栄治)は7日(水)に追い切られた。中野調教師のコメント。
「前走の赤松賞(8着)後はリフレッシュ放牧に出しましたし、今の状態は良いですよ。追い切りは、乗っている人の感覚でコースを選ぶように言ったら、ポリトラックで追い切りました。ウッドチップコースで脚を取られるのがいやだったのでしょう。良い動きをしていましたね。夏から大きく変わったところはありませんが、落ち着きがあるのは良いですね。器用さはあまりないですが、しぶとさがこの馬の長所です。環境が変わっても大丈夫ですし、飼い葉もしっかり食べています。良いものは持っていますし、重賞と言っても1勝馬が多いですから、良い勝負になると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)

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