3着に奮闘した昨年に続き、牡馬相手となるGII戦にかじを切った6歳牝馬
フーラブライドが、栗東CWで躍動した。僚馬2頭を前に見ながら加速。6F81秒1-38秒3-12秒8で併入に持ち込んだ。
「先週、やっていますから気合をつける感じで。申し分ないですね」。木原師は満足げに話す。前走の
愛知杯6着は、道悪への対応力の差も出た印象。「直線がフラットな京都なら、もう少し切れるはず」と分析する。
3連勝の勢いをぶつけた前年とは、臨戦過程が違う。ハンデも52→55キロに。だが、経験を糧にできる状態だ。今回は右回りのため、
エリザベス女王杯(4着)同様、右側だけチークピーシーズを着用。もたれ癖を矯正して、タフな末脚を引き出す。
ジャパンC10着以来の実戦となる
タマモベストプレイは、栗東坂路を切れのあるフットワークで登坂。最後まで心地良く加速して、4F53秒5-38秒6-12秒2を計時した。「時計、動きともに良かったですね。ここに向けて順調に乗り込んできたので」と南井師は納得の表情。[3-1-1-1]と好成績を残す京都で能力全開といきたい。
提供:デイリースポーツ