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良血グレーターロンドンがデビュー、ルージュバックは桜花賞直行

  • 2015年02月12日(木) 18時01分
 先週のきさらぎ賞(GIII・芝1800m)で弾けるような伸び脚を披露し、良血揃いの牡馬たちを圧倒したルージュバック(牝3・美浦・大竹正博)。レース振りや気になる今後の予定などを大竹調教師に取材した。

「京都までの輸送も問題なかったですし、飼い葉も食べていました。テンションも上がりませんでした。百日草特別(1着)の時はスタートでトモを滑らせて遅れましたが、元々ゲートも速い方でしたし、あのくらいは出ますからね。道中は壁がなくても折り合えました。鞍上のゴーサインが出て少し戸惑った感じでしたが、促されたら反応をしていましたし、これからのレースを考えれば良い経験だったと思います。最後は抜け出しましたが、耳が前を向いていて物見をしていたようですね。これまでの3戦ともすべて初コースでしたが、どのレースも問題はなかったです。レース後はすぐ息が入っていましたし、目を洗う頃には息は整っていました。

 見た目は普通の牝馬という感じですが、付くところにはちゃんと筋肉がついています。いかにも女の子というタイプですが、体をきれいに大きく使って走ります。以前は脚が高い走りをしていましたが、それも解消されてきて、より効率が良い走り方になり、スムーズに運べるようになりました。

 昨日(2/11)放牧に出しました。今後は桜花賞に直行します。今のところ、直前輸送を予定しています。阪神の外回りコースは、京都より直線が長いので、その点は良いですね」

 今週末は、牡馬のクラシック候補のグレーターロンドン(牡3・父ディープインパクト)もデビューする。母が桜花賞2着のロンドンブリッジ、半姉にオークス馬のダイワエルシエーロを持つ同馬についても、大竹調教師に話を聞いた。

2月14日(土)東京5R 3歳新馬 芝1600m
「年末に軽度の捻挫をしたこともあり、大事に調整をしてきました。今週(2/11)は馬也でしたが、併せ馬で追い切りができました。2週続けて予定していたレースを除外になり心配でしたが、テンションも上がっていませんし、これなら大丈夫でしょう。血統的にも姉がオークス馬で期待していますし、調教の動きも良かったです。クラシックを狙えればと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)

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