GI馬の貫禄を見せた。「第49回
小倉大賞典・GIII」(芝1800m)は22日、小倉11Rに16頭で争われ、3番人気
カレンブラックヒル(栗東・平田)が昨年4月のダービー卿CT以来の勝利を挙げるとともに、重賞5勝目をマークした。序盤は10番人気
メイショウナルト(15着)にハナを譲って2番手を追走したが、向正面で仕掛けて先頭を奪うと、直線でもそのままの勢いを保って押し切った。タイムは1分48秒3。直線でしぶとく追い上げた6番人気の
コスモソーンパークが半馬身差の2着。さらに半馬身差の3着には11番人気の
ダコールが入った。なお、1番人気の
ラングレーは直線で伸びを欠いて7着に敗れた。
決意の小倉入りを実らせた。12年
NHKマイルCを制したメンバー中唯一のGIウイナー・
カレンブラックヒルが2番手からレースを支配し、トップハンデをはね返してのGIIIゲット。ここでは役者が違った。「状態が良かったですし、道中の手応えも十分でした。よく頑張ってくれたと思います。これからもっともっと活躍してくれるはずです」と秋山。課題の賞金加算にも成功。笑顔で振り返った平田師は「オーナーと相談のうえですが、次は
大阪杯(4月5日・阪神、芝2000m)か、
マイラーズC(4月26日・京都、芝1600m)あたりを考えています」と次走に言及した。春の
ターゲットは
安田記念(6月7日・東京、芝1600m)。この日、小倉に吹いた春一番に乗って、マイルの王道へとかじを切る。
提供:デイリースポーツ