昨年の
最優秀3歳牡馬に輝いた
イスラボニータが、
中山記念で今年初戦を迎える。前走(
ジャパンC=9着)後、いったん宮城県の山元トレセンに放牧に出されたが、先月15日に帰厩。この1戦を目標に乗り込まれ、仕上がりは万全。春の古馬GI戦線の主役の座を狙う。
1週前追い切りは18日。美浦Wで5F67秒9-3F39秒6-12秒4をマークした。終始気合を前面に出して、最後までしっかりした脚色だった。
「1週前としては上々。追ってからの反応も良かった。落ち着いているのは何より。順調に乗り込んでいるし、いい状態で出走できそうだ」と栗田博師は好仕上がりに胸を張った。
デビュー以来、
皐月賞制覇を含む10戦6勝。勝てなかったとはいえ、ダービー2着、
天皇賞・秋3着の実績を誇る。今後は順調なら
大阪杯(4月5日・阪神、芝2000m)を使って、春の大目標に置いている
安田記念(6月7日・東京、芝1600m)に向かう。
「前走はこの馬に距離が長かったようだね。今回の1800mなら大丈夫。あとはこの馬の競馬ができれば」と指揮官は自信たっぷりに言い切った。
提供:デイリースポーツ