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ヌーヴォレコルトなど、中山記念厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2015年02月25日(水) 18時41分
 オークス馬・ヌーヴォレコルト、一昨年の皐月賞馬・ロゴタイプ、昨年のダービー3着馬・マイネルフロストが、中山記念に向けて最終追い切りを行った。追い切りの感触やレースの見通しなど、関係者に話を聞いた。

 ウッドチップコースで単走で追い切ったヌーヴォレコルト(牝4・美浦・斎藤誠)について、相田一善調教助手。
「調教師からは、無理をせずに反応を見る感じで追い切りをするよう指示がありました。ちょうど前に馬がいてそれが目標になりましたし、先週より格段に反応が良かったです。2週前、1週前と、強めに負荷をかけ、併せ馬でしっかり追った感じでしたし、本来の切れに近づいてきたと思います。休み明けとしては、前回の休み明けよりも良いので、2週前の1本目からしっかりと追い切ることができました。

 ローズS(GII)の時に阪神競馬場でも勝っていますので、右回りも直線の坂も問題ないと思います。普段調教で乗っていても、右回り、左回りは関係ないですし、どちらの回りでも手前をきれいに替えてくれます。立ち回りもうまいですし、ウッドチップコースでも動ける馬なので、重馬場になっても苦にしないと思います。状態に関しては万全に来ています。古馬の牡馬の一線級との対戦になりますが、この春は宝塚記念(GI)が最終目標になりますので、今回の相手でもある程度通用してほしいですね」

 坂路コースで追い切ったロゴタイプ(牡5・美浦・田中剛)について、田中調教師。
「先週ウッドチップコースでやって息を作って、今日(2/25)は、反応を確かめるという追い切りでしたが、併せた馬を一気に置き去りにしてしまいましたね。この前のダート戦(根岸S・GIII・8着)も、ある意味良いトレーニングになったと思いますし、出走態勢は整ったと思います。

 2走前の中山金杯(GIII・2着)は、負けはしましたがこの馬らしい競馬ができたと思います。金杯の勝ち馬(ラブリーデイ)はその後に京都記念(GII)でも勝っていますし、金杯では斤量差もありましたしね。今回はメンバーが揃っていますし、やってみなければわからないところはありますが、中山コースは得意ですから、どんな競馬をするか楽しみです。テンから折り合いをつけようとすると鞍上と喧嘩になると思うので、スタートしてある程度行ったところで、スッと折り合いをつけて競馬をしてくれるのではないでしょうか。ペースはある程度流れてくれた方が良いですね」

 今年3戦目となるマイネルフロスト(牡4・美浦・高木登)は、松岡正海騎手が騎乗してウッドチップコースで追い切った。追い切り後の松岡騎手のコメント。
「前走のAJC杯(GII・4着)は道中ペースが遅くて少し力みましたが、上がりで速い脚を使ってくれましたし、強い内容だったと思います。先週の追い切りである程度負荷をかけましたので、今日(2/25)はリズム良く走らせることと、終いを伸ばすことを意識しましたが、スムーズに追い切りができました。

 去年のダービー(GI・3着)は状態がとても良かったのですが、今年はこれで3戦目と徐々に良くなってきて、ダービー時に近いくらいの状態になってきています。人気になりそうな馬は休み明けの馬が多いですが、こちらは休み明け3走目になりますし、コース条件も問題ありません。毎日杯(GIII)も勝っているように、1800mの距離は問題ないでしょう。差す競馬も板についてきていますし、成長力がありますので、強いメンバー相手ですが頑張りたいと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)

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