27日、農林水産省は、海外のレースの馬券を国内で発売できるようにする競馬法改正案の骨子を与党に提示した。今国会内での成立を目指す方向で、早ければ来年度にも発売が可能になる。
現行の競馬法では、
JRAや
地方競馬主催者は海外のレースの馬券を発売することができない。これを改正することで、農林水産相が指定したレースの馬券を
JRAなどが現地の主催者に代わって発売することができるようにし、あわせてレース映像などの提供を受けられるようにする。
発売可能となるのは年20レース程度になる見込み。海外との時差の関係で発売はインターネットが中心となる方向で、オッズや発売する馬券式別は国内で独自に設定する。