5日、01・02年
東海S(GII)を連覇するなど重賞3勝の
ハギノハイグレイド(牡9、栗東・松田国英厩舎)が、5日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退することがわかった。今後は新冠町の優駿スタリオン
ステーションで種牡馬入りする予定。
ハギノハイグレイドは、
父コマンダーインチーフ、
母ラシアンパーティ(
その父ラシアンルーブル)という血統。全弟に
JRA現8勝
ホーマンベルウィン(牡8、栗東・
西園正都厩舎)がいる。01年の
東海S(GII)で重賞初制覇を成し遂げると、その年の
JBCクラシック(交流GI)を3着と好走。その後も02年
川崎記念(交流GI)2着や
東海S(GII)連覇、03年
ジャパンCダート(GI)3着など、ダート中長距離路線で活躍を見せていたが、03年
名古屋グランプリ(交流GII)の後、裂蹄により長期の休養を余儀なくされる。さらに、10ヶ月ぶりの復帰戦となった昨年10月の
白山大賞典(交流GIII)5着後に右前第2副管骨骨折を発症し、再び長期休養に入る。今年3月の
マーチS(GIII)で再度復帰するが14着に敗退。続く
アンタレスS(GIII)も15着に敗れ、先月24日の
函館記念(GIII)は、左肩跛行のために出走を取り消していた。通算成績43戦10勝(うち地方10戦0勝)。