能力の高さは証明済みだ。
クルミナルは随所に幼さを見せながらも、抜群の瞬発力を見せて新馬戦を快勝。騎乗した池添を「(クラシックに)行けるんちゃうかな」と興奮させ、その言葉を裏付けるかのように、
エルフィンSでは初戦ほどの若さを見せることなく、順当に2連勝を飾った。
「この馬は経験を積んだ方がいいんでしょうね。新馬戦の時は気性面で苦労しましたが、2戦目は心配はなかったですから」と須貝師は目を細める。ほとんど馬なりの手応えで4F52秒9-12秒2。栗東坂路での1週前追いも充実ぶりを示すものだった。「いい雰囲気でしたね。これで気合をつけることができたと思います」と話す指揮官の言葉に青写真通りの調整が垣間見られる。
さらにワン
ランクアップして向かうGIII戦。舞台は本番が行われる阪神となる。だが、「最後の切れ味を考えれば、阪神はこの馬にとって確実にプラスに働く。当然、期待しています」と胸を張った。トレーナーの頭にはVの文字しかない。
提供:デイリースポーツ