桜戦線に4頭目の3戦3勝馬が誕生した。「第29回
フラワーC・GIII」(芝1800m)は21日、中山11Rに16頭で争われ、1番人気に推されたハーランズ
ホリデイ産駒の外国産馬
アルビアーノ(美浦・木村)が1分49秒4のタイムで快勝。最内枠から好スタートを決めて主導権を奪取し、直線で力強く後続を突き放した。
きさらぎ賞を制した
ルージュバック、
フィリーズレビューの覇者
クイーンズリング、デイリー杯
クイーンCを勝った
キャットコインと無敗馬が並ぶ
桜花賞(4月12日・阪神、芝1600m)。
ヒロイン争奪戦は熱を帯びる一方だ。なお、1馬身半差の2着は中団追走から最後は3、4着馬の間を割って強襲した12番人気
アースライズで、さらに鼻差の3着が2番人気の
ディアマイダーリン。4着が4番人気の
ロッカフラベイビーだった。
「自分のリズムを崩さずに走らせることだけを考えた。距離を気にしていたが、大丈夫でしたね」と柴山は初の9F戦をこなした内容をたたえる。「僕も久々の重賞勝ち。ありがたい」と09年
札幌記念(
ヤマニンキングリー)以来のタイトルに白い歯をのぞかせた。
3歳牝馬離れした精神力が売りだ。「普段から落ち着きがあるけど…。レース前は“すごいな”と。器がでかいから余裕がある」と木村師は舌を巻く。「今後は馬の様子を見て」と12キロ減だった馬体を含めて、まずは状態を見極める方針。
桜花賞参戦へ
ゴーサインが出るようなら“無敗カルテット”の対決が仁川で実現する。
提供:デイリースポーツ