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メイショウマンボなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

  • 2015年04月02日(木) 14時40分
 今週の栗東は1日が雨、2日が快晴という極端な天気。追い切りが集中したのは、水曜日の1日だったが、追い切り時計の出方を見るかぎり、各調教馬場に対して、大きな影響が出たという印象はない。

 気温に関しては、かなり暖かくなり、朝一番でもジャンバーのたぐいは必要ないくらい。冬場で思うような成績が残せなかった馬たちも、そろそろ体が動く季節になってきたという感じがするので、馬券的には季節成績の「落差」があるタイプを積極的に狙ってみたいところ。

【坂路/4F51.9秒】
 1日。一番時計はレアヴェントゥーレ(栗東・森秀行厩舎)の4F49.8秒。これに続くのが、サカジロロイヤル(栗東・湯窪幸雄厩舎)の4F50.9秒で、4F51秒以下はこの2頭だけ。やっぱり雨の影響があったのか、というのは早計で、4F51秒台は20頭以上いるので、決して走りにくい馬場というわけではない。

 ラスト1Fは11秒台が3頭。開門直後、ハロー明けの時間帯に追い切られた馬ばかりだが、そう簡単に出る数字ではない。特に4F51.2秒と全体時計が速いにも関わらず、1F11.8秒をマークしたスマートレイアー(栗東・大久保龍志厩舎)は特筆もの。阪神牝馬S(4月11日・阪神芝1400m)の出走を予定しているようだが、昨年に続く連覇の可能性も十分にありそう。

 同じ阪神牝馬Sの出走を予定しており、2日に1F11.9秒の動きを見せたのがメイショウマンボ(栗東・飯田祐史厩舎)。同じ時間帯に3歳未勝利のホザンナ(栗東・梅田智之厩舎)が、同じ1F11.9秒をマークしていただけに、1日以上に走りやすい馬場だったという見方もできるが、抜群の動きを見せていることは間違いない。近走成績は全くの不振だが、この距離短縮に期待したいところ。

 先週の馬場差が「-0.2秒」。今週は1日に雨の影響を受けているものの、全体時計の出方は大きく変化していない。よって、馬場差は1日、2日とも『-0.1秒』で記録している。

【CW/5F66.5秒】
 1日のトレセンニュースでもお伝えしたように、キズナ(栗東・佐々木晶三厩舎)の5F時計が今週の一番時計。5F65秒以下という馬は少なくなかったが、その中でもラスト1F11秒台をマークするあたりが、この馬の凄み。しかも、軽く仕掛けられた程度でこの数字を出すのだから、父ディープインパクトの長所をしっかりと受け継いでいるといってもよいだろう。

 2日の追い切りで動きが目立ったのが、3歳未勝利のランウェイ(栗東・小崎憲厩舎)。3頭併せの最後方から追走する内容だったが、4コーナーで大外を回り、最後は前に並んで、手応え優勢でゴール。時計は6F82.9秒と決して速くないが、通った位置取りを考えると、上々の数字。今の未勝利レベルでは力上位は間違いない。

 なお、先週の馬場差は「-1.0秒」。今週の時計の出方はあまり変わっておらず、馬場差は1日、2日とも『-1.0秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週の芝馬場での追い切りは、1日に宮徹厩舎の追い切りを確認しただけ。雨は降っていたものの、大きな芝の塊が飛ぶというわけではなかったので、馬場差は1日、2日とも『±0.0秒』で記録している。

 ポリトラック馬場は追い切り頭数がやや少なめ。ゴーインググレート(栗東・岩元市三厩舎)が一番時計だったが、最後まで楽な感じだったので、やはり時計は出やすい状態。馬場差は今週も先週と同じ『-1.0秒』で、1日、2日とも記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(取材・写真:井内利彰)

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