前走(
チューリップ賞11着)は1番人気を大きく裏切った
クルミナル。「レース前はこなせると思っていたけど、(敗因は)道悪やろうね。良馬場でレースができれば」と須貝師。道中でごちゃつく不利もあっただけに参考外と割り切れる一戦だ。主戦の池添がまたがった1週前追い切りは、栗東坂路で4F54秒0-12秒5(一杯)。併せた
レッドリヴェールに2馬身半遅れたものの、「併せた相手が抜群に良かったが、この馬なりには動けていた」と師の評価は決して低くない。デビュー2戦で見せた末脚は脅威。しまいの切れを存分に生かせる条件で反撃をもくろむ。
コンテッサトゥーレは兄姉に重賞勝ち馬が並ぶ良血。前走の敗戦だけで見限るのは早計だ。栗東坂路の1週前追い切りは、持ったままの手応えで4F52秒3-12秒2をマーク。GI獲りへ向けて調整は入念で、「乗り手が“そんなに(時計が)出ていたの?”と驚いたほど。冬毛が抜けて毛ヅヤも良くなってきました」と安田師は出来の良さを強調する。「馬自身がリフレッシュできている感じ。できれば、良馬場で走らせたいですね」。鞍上には先週の
大阪杯で金星を挙げたルメールを確保。大一番に強い名手の手綱で実績馬をなぎ倒す。
提供:デイリースポーツ