日本馬が出走する海外レースの馬券を国内で発売できるようにする改正競馬法が24日、衆院本会議で可決、成立した。発売対象は、農林水産大臣の指定する20レース前後になる見込み。
凱旋門賞、ドバイワールドC、
メルボルンC、
香港Cなどが対象となりそうで、早ければ16年から購入が可能となる。
JRAはフルゲートが最大18頭だが、
凱旋門賞や
メルボルンCは20頭を超えるケースも多い。そのため新たなシステム構築が必要となり、20数億円の開発費がかかる見通しだ。
オッズは主催国とは別で国内の売り上げのみを反映する。発売される馬券は単複など何種類かに制限され、日本との時差を考慮しインターネットの限定発売となりそうだ。農林水産省は1レース当たりの売り上げを20億円程度と見込んでいる。
後藤正幸
JRA理事長「競馬産業全体にとって非常に喜ばしいことと考えております。発売開始に向けて課題を整理し、なるべく速やかにお客さまのご期待に応えられるように努めてまいります」
提供:デイリースポーツ