競輪
武豊「キズナにとっても大きな一戦」/天皇賞春共同会見
- 2015年04月29日(水) 20時30分
■キズナに騎乗予定の武豊騎手
――坂路での追い切りでした。感触は?
武豊「すごくいい感じでした。気持ちよさそうに走っていました」
――故障明け3走目。状態は?
武豊「復帰戦にしても前走にしても、状態自体はいいですね。今回は2回使ったということで、これまでより動ける態勢だと思います。(競馬を)使ったことによって、若干体重が軽くなっていると思います」
――変わってきた点は?
武豊「そんなに大きくは変わっていないと思いますが…。初めて乗った頃に比べるとずいぶん力がつきましたしすごく成長も感じますね」
――精神面は?
武豊「もともと頭のいい馬で、何をするかをすぐ理解する馬なので。そういう意味では年齢を重ねて非常にたくましくなってきました」
――結果を求められる馬ですね。
武豊「そうですね。(前々走)3着、(前走)2着ときています。確かに前走はきっちり勝たなければいけないレースだと思っていますし、勝って天皇賞へというのが正直なところでした。ただ、走りとしては悪くなかったですし、前回よりは動けるんじゃないかな、と思います」
――淀の長丁場についてはどうでしょうか?
武豊「キズナは昨年もこのレースに出ています。距離もコースも特に問題ないと思いますし。若干、馬場が高速の芝になっていますが…。決してキズナのレーススタイルに向いているとは思わないんですが、まぁ、いまさらスタイルを変えるもないですし。思い切って乗りたいですね」
――上がり馬や強い馬も出走するのでレースの注目度は上がっています。
武豊「そういうレースですし、キズナにとっても本当に大きな一戦ですね」
――大目標は秋の凱旋門と言われています。それを思うと、少しでも多くGI勝ちをつなげたいところだと思いますが。
武豊「当然そのつもりです。この秋、フランスに行く時は日本の最強馬として胸を張って行きたい馬です。この天皇賞で結果を出さなければと思っています」
――レースのポイントは?
武豊「頭数が多いですから、うーん。折り合いに関してはこれまでのレースで馬が理解してくれているので問題ないと思うんですが、やっぱり多頭数になってタイムの速いコースになって…その辺ですね。うまく、前の馬をいかにパスしていくか、というのは大きいポイントになるでしょう」
――ファンの多い馬です。最後に一言。
武豊「ファンの多い馬というのは乗っていて緊張します。そのファンのためにもこの馬が勝つところをお見せしたい。それを誰よりも強く思っていると思います。自分にとっても大きなレースですし、なんとか勝てるようにと思っています」
■ゴールドシップに騎乗予定の横山典弘騎手
――追い切りの動きはいかがでしたか?
横山典「追い切り自体はすごくよかったです。順調です」
――追い切りの後、ヤンチャな面を見せたようですが…。
横山典「追い切りはね、いい走りでした。でもね、その後はこの馬に乗ってあんなに悪かったのは…。立ち上がってひどかった。ヤンチャどころじゃなかった。疲れています(笑)」
――これまでと比べて変わったところは?
横山典「別に、これといって何か変わったというのはないですね。まぁ、白くなったくらいです」
――この馬の良さをどのように引き出そうと考えていますか?
横山典「良さも何も、これだけ走ってくれている馬ですからね。彼自体が走ってくれるかどうかです。以前も言いましたが、こちらは(ゴールドシップに走ってもらうように)お願いする立場なので。馬券を買ってくださっているファンの皆さんと同じ『ゴールドシップ、頑張ってください』という気持ちです」
――レースのポイントは?
横山典「何もありません。彼次第です」
――最後に一言。
横山典「今回もファンの皆さんと同じく“ゴールドシップに走ってもらう”立場なので、後は皆さんの応援が後押ししてくれれば走ってくれるんじゃないかと思います。応援よろしくお願いします」
■ゴールドシップを管理する須貝尚介調教師
――今朝の追い切りはいかがでしたか?
須貝「3歳のベルラップをおいかける形でした。いい追い切りでした」
――前走も強かったですね
須貝「そうですね。岩田君がうまくゴールドシップを怒らせて乗ってくれました。前走は闘争本能をかきたてるために、とにかく怒らせて、と指示したんです。ただ、戻ってくるときに少し歩様に異常を感じたんです。アレ?と思いましたが、原因は右前の蹄球を自分で踏みかけたからでした。まぁ、それは吉澤ステーブルでメンテナンスされて解消されました」
――春は宝塚記念3連覇を大目標にされていると聞いていますが、それでも天皇賞に出走するというのはよほど状態がいいのでしょうか?
須貝「毎年のローテーションですし、歩様(の異常)に関してもすぐに解消できたので。その辺は問題ないな、と。あと、過去2回とも納得いく内容ではなかったので。宝塚記念に向けての出走とはなりますけれども」
――気性難についてはだいぶ解消されているのでは?
須貝「いや…。今朝は結構かなりヤンチャでした。追い切りの後の見えないところでね。でも、元気がいいということでもあるのでね。万全の態勢でレースに臨めると思います」
――最後に一言。
須貝「典ちゃんとゴールドシップに任せるしかないです。期待に応えられるような競馬をしてくれると思います」
(取材・写真：花岡貴子)
――坂路での追い切りでした。感触は?
武豊「すごくいい感じでした。気持ちよさそうに走っていました」
――故障明け3走目。状態は?
武豊「復帰戦にしても前走にしても、状態自体はいいですね。今回は2回使ったということで、これまでより動ける態勢だと思います。(競馬を)使ったことによって、若干体重が軽くなっていると思います」
――変わってきた点は?
武豊「そんなに大きくは変わっていないと思いますが…。初めて乗った頃に比べるとずいぶん力がつきましたしすごく成長も感じますね」
――精神面は?
武豊「もともと頭のいい馬で、何をするかをすぐ理解する馬なので。そういう意味では年齢を重ねて非常にたくましくなってきました」
――結果を求められる馬ですね。
武豊「そうですね。(前々走)3着、(前走)2着ときています。確かに前走はきっちり勝たなければいけないレースだと思っていますし、勝って天皇賞へというのが正直なところでした。ただ、走りとしては悪くなかったですし、前回よりは動けるんじゃないかな、と思います」
――淀の長丁場についてはどうでしょうか?
武豊「キズナは昨年もこのレースに出ています。距離もコースも特に問題ないと思いますし。若干、馬場が高速の芝になっていますが…。決してキズナのレーススタイルに向いているとは思わないんですが、まぁ、いまさらスタイルを変えるもないですし。思い切って乗りたいですね」
――上がり馬や強い馬も出走するのでレースの注目度は上がっています。
武豊「そういうレースですし、キズナにとっても本当に大きな一戦ですね」
――大目標は秋の凱旋門と言われています。それを思うと、少しでも多くGI勝ちをつなげたいところだと思いますが。
武豊「当然そのつもりです。この秋、フランスに行く時は日本の最強馬として胸を張って行きたい馬です。この天皇賞で結果を出さなければと思っています」
――レースのポイントは?
武豊「頭数が多いですから、うーん。折り合いに関してはこれまでのレースで馬が理解してくれているので問題ないと思うんですが、やっぱり多頭数になってタイムの速いコースになって…その辺ですね。うまく、前の馬をいかにパスしていくか、というのは大きいポイントになるでしょう」
――ファンの多い馬です。最後に一言。
武豊「ファンの多い馬というのは乗っていて緊張します。そのファンのためにもこの馬が勝つところをお見せしたい。それを誰よりも強く思っていると思います。自分にとっても大きなレースですし、なんとか勝てるようにと思っています」
■ゴールドシップに騎乗予定の横山典弘騎手
――追い切りの動きはいかがでしたか?
横山典「追い切り自体はすごくよかったです。順調です」
――追い切りの後、ヤンチャな面を見せたようですが…。
横山典「追い切りはね、いい走りでした。でもね、その後はこの馬に乗ってあんなに悪かったのは…。立ち上がってひどかった。ヤンチャどころじゃなかった。疲れています(笑)」
――これまでと比べて変わったところは?
横山典「別に、これといって何か変わったというのはないですね。まぁ、白くなったくらいです」
――この馬の良さをどのように引き出そうと考えていますか?
横山典「良さも何も、これだけ走ってくれている馬ですからね。彼自体が走ってくれるかどうかです。以前も言いましたが、こちらは(ゴールドシップに走ってもらうように)お願いする立場なので。馬券を買ってくださっているファンの皆さんと同じ『ゴールドシップ、頑張ってください』という気持ちです」
――レースのポイントは?
横山典「何もありません。彼次第です」
――最後に一言。
横山典「今回もファンの皆さんと同じく“ゴールドシップに走ってもらう”立場なので、後は皆さんの応援が後押ししてくれれば走ってくれるんじゃないかと思います。応援よろしくお願いします」
■ゴールドシップを管理する須貝尚介調教師
――今朝の追い切りはいかがでしたか?
須貝「3歳のベルラップをおいかける形でした。いい追い切りでした」
――前走も強かったですね
須貝「そうですね。岩田君がうまくゴールドシップを怒らせて乗ってくれました。前走は闘争本能をかきたてるために、とにかく怒らせて、と指示したんです。ただ、戻ってくるときに少し歩様に異常を感じたんです。アレ?と思いましたが、原因は右前の蹄球を自分で踏みかけたからでした。まぁ、それは吉澤ステーブルでメンテナンスされて解消されました」
――春は宝塚記念3連覇を大目標にされていると聞いていますが、それでも天皇賞に出走するというのはよほど状態がいいのでしょうか?
須貝「毎年のローテーションですし、歩様(の異常)に関してもすぐに解消できたので。その辺は問題ないな、と。あと、過去2回とも納得いく内容ではなかったので。宝塚記念に向けての出走とはなりますけれども」
――気性難についてはだいぶ解消されているのでは?
須貝「いや…。今朝は結構かなりヤンチャでした。追い切りの後の見えないところでね。でも、元気がいいということでもあるのでね。万全の態勢でレースに臨めると思います」
――最後に一言。
須貝「典ちゃんとゴールドシップに任せるしかないです。期待に応えられるような競馬をしてくれると思います」
(取材・写真：花岡貴子)
