実績のある距離で戴冠を誓う。
皐月賞5着からの参戦となる
クラリティスカイは栗東坂路で併せ馬。
レッドファルダ(3歳未勝利)を追い掛けて2馬身先着し、4F53秒6-38秒9-13秒1をマークした。見守った友道師は「前走の疲れもなく、順調にきている」と満足げ。完璧な仕上げで大舞台を迎える。
皐月賞は横山典を背にハナを切って驚かせた。「あのメンバーなら行くだろうなと思った」とはトレーナー。5着に踏ん張ったことに「鞍上の
ファインプレー。最後まで頑張ってくれた」と納得している。
ダービーに向かうのが既定路線だが、マイルは[1・1・1・0]と着外なしの好成績。4走前のいちょうSではレコード勝ちを飾っている。「ダービーは別格。ただ、東京マイルであの競馬。どちらが勝つチャンスがあるかとなれば、NHKマイルなので」。3歳マイル王決定戦への参戦を決めた理由を説明し、手応えを口にした。
デビューのころから完成度が高かったという。「2歳離れしていた。競馬に行っても動じないし、平常心。レースでは一生懸命に走る。オンとオフの切り替えがうまい」と、その性能を高く評価する。「東京マイルはベストだし、ジョッキーの勢いに乗りたい」。先週の春盾でクセ馬
ゴールドシップを勝利に導いた横山典の手腕に託す。
提供:デイリースポーツ