スマートフォン版へ

ストレイトガール悲願の戴冠、藤原英師「待ち焦がれました」/ヴィクトリアマイル

デイリースポーツ
  • 2015年05月18日(月) 12時01分
 GIの無念をGIで晴らした。「第10回ヴィクトリアマイル・GI」(芝1600m)は17日、東京11Rに18頭で争われ、5番人気のストレイトガール(栗東・藤原英)が1分31秒9のタイムで悲願のGI初制覇を飾った。大外枠の18番人気ミナレット(3着)がハナを奪い切って、12番人気ケイアイエレガント(2着)が2番手に続く形。直線半ばでは2頭が後続を引き離したが、1頭だけ違う脚色で伸びてゴール寸前でかわした。ケイアイエレガントが頭差で続き、さらに1馬身3/4差でミナレットがゴール。今春の古馬マイル女王決定戦はJRA史上2位、GIでは最高配当となる3連単2070万5810円の超大波乱となった。なお、1番人気のヌーヴォレコルトは直線で伸びを欠いて6着に敗れた。

 戸崎圭は落ち着いて5番手の内でパートナーと流れに乗った。1番人気のヌーヴォレコルトは中団待機策。最低人気馬ミナレットがスイスイと逃げ、それを追うケイアイエレガントも12番人気の伏兵。騎手としては最も仕掛けどころの難しい展開だった。「人気馬が後ろにいたのでどこで仕掛けようかと考えていましたが、余裕はありました。前の馬はしぶとかったけど、馬の力が助けてくれた」と殊勲の鞍上は満面の笑みで満足感を漂わせた。

 レース前、藤原英師は東京競馬場の芝の状態を入念に分析。「内に入らずに、5番ゲートをそのまま生かす競馬をさせようと。ジョッキーとも意見が一致しました」と作戦勝ちだったことを明かす。GIでこれまで(3)(3)(2)(3)(13)着、前走の高松宮記念では1番人気に推されながら惨敗。6歳という年齢面から、限界という二文字も頭をかすめるなかで、手にした勲章だった。「待ちに待って、待ち焦がれました。長かった」と喜びもひとしおだ。

「今年が最後だと思っているし、香港からも声が掛かっているのでもう一度挑戦したい」。トレーナーは昨年3着に敗れた12月の香港スプリントでリベンジを果たして有終を飾ることを目標に掲げた。来春の嫁入り前に、まだやり遂げるべき大仕事が待っている。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す