4日、新潟競馬場で行われた
新潟2歳S(GIII・芝1600m)は、
田中勝春騎手騎乗の1番人気
ショウナンタキオン(牡2、美浦・
上原博之厩舎)が、スタートで後手を踏み、道中は後方を追走。直線で大外に進路を取ると、先に抜け出した2番人気
ニシノフジムスメを直線半ばで捕らえ5馬身差を付けて圧勝した。勝ちタイムは1分35秒0(重)。さらに2.1/2馬身差の3着には3番人気
コスモミールが入った。
勝った
ショウナンタキオンは父が新種牡馬
アグネスタキオン、
母ショウナンマイラヴ(
その父トニービン)という血統。祖母が83年
オークスで3着に入った
メジロハイネで、牝系を遡ると
メジロデュレン(
有馬記念-GI)、
メジロマックイーン(
天皇賞・春-GI)、
リージェントブラフ(
川崎記念-交流GI)など活躍馬が多数いる。7月31日のデビュー戦(新潟・芝1400m)は、スタートで後手を踏みながらも、直線一気の差し切り勝ちを決めていた。通算成績2戦2勝(重賞1勝)。また、新種牡馬
アグネスタキオン産駒は、地方・中央通じて重賞初勝利となった。
鞍上の
田中勝春騎手は、今年
JRA重賞3勝目で、通算32勝目。
上原博之調教師は、今年2勝目で通算9勝目となった。田中騎手は92年
ペガサス、94年
トウショウフェノマ、02年ワナに続き同レース4勝目。上原調教師は00年
ダイワルージュで制して以来の勝利で同レース2勝目となった。