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サクラゴスペル尾関師「自在性は魅力」/安田記念共同会見

  • 2015年06月03日(水) 18時10分
 前哨戦の京王杯SC(GII)を勝って安田記念(GI・芝1600m)に臨むサクラゴスペル(牡7・美浦・尾関知人)を管理する尾関知人調教師の共同記者会見が、美浦トレーニングセンターで行われた。

(最終追い切りについて)
「順調に使ってきて先週も坂路でやっていますが、中2週という点も踏まえて、今週はポリトラックで半マイルから気持ち最後を伸ばすような感じで予定通り調整できました」

(ポリトラックでの追い切りについて)
「天候も微妙でしたし、もう少し雨が降れば前走(京王杯SC・GII・1着)時のように本馬場でと思ったのですが、ポリトラックコースの最終追いで良い結果も出しているので、その流れで行けばとポリトラックで追い切りました」

(調整過程について)
「前回も頑張って走ってくれましたが、大きな疲れも残さずに体重も良い感じでキープできています。今週は少し体が立派だなというところで追い切りを行い、輸送をして丁度良いという感じで至極順調に来ています」

(京王杯SCについて)
「悔しい結果だった高松宮記念(GI・8着)の後でしたが、GIの疲れもさほどなく順調に来ていましたし、中山の芝の1200mも結果が出ていますが、東京の芝1400mも非常に得意な馬なので、あのレースを目標にして調整をしました。GIを目指すメンバーも揃っていたレースで結果を出せたのは正直ビックリしましたし、嬉しかったですね」

(悔しかった高松宮記念について)
「勝った馬は強かったですが、それを除けばもっと際どい勝負ができたという感触があります。レースは生き物なので、やむを得ない部分はありますけどね」

(7歳を迎えて重賞2勝と充実しているが)
「昨年から精神面の成長をしています。調教や競馬でも落ち着いていて、持っている能力が出せるようになってきたと思います」

(マイルの適性について)
「元々東京の1400mがベストだと思っていましたが、オープンに昇級した時に横山典弘騎手と今後の指針を相談して、1200mの競馬で走らせても1600mで乗れなくなるような馬ではないから、スプリント戦に行ったら良いのではないかと言ってもらいました。2年前、高松宮記念(4着)を使った後に安田記念(5着)でもしっかり走ってくれました。相手関係もありますが、血統的にもさほど心配ないですし、この馬自身1600mはしっかり走れる馬だと思います」

(横山典弘騎手とのコンビでどのようなレースを?)
「この馬のことは1番良く知っていると思いますし、違うジョッキーが乗って結果が出たレースも見て考えるところもあると思います。そのあたりを含めて、この馬にとってベストのレースをしてくれればと思っています」

(馬場状態や枠順の注文は?)
「言っても仕方ないですし、神のみぞ知るで良いと思います」

(セールスポイントは?)
「普段の気性の難しさはありますが、競馬では乗りやすい馬です。元々はある程度先行もできますが、今年の重賞2勝は位置取り的に後ろからの競馬だったように、相手や展開に合わせていろいろなレースができるという自在性は魅力だと思います。年齢を重ねて精神的にもドッシリしてきて、競馬場に着いても体重が減ることなくしっかりしてきたので、競馬での自在性をしっかり発揮できればと思います」

(GIタイトルへの思いは?)
「今年も何とか挑戦させて頂きますが、相手もいることですし、その時その時で違いますので、あとはベストな状態で馬を送り出せるように頑張っていきたいです」

(サクラゴスペル号を応援するファンへのメッセージ)
「競走生活の5年間をしっかりと走ってくれて、このような大舞台でまた記者会見に呼んで頂ける状況で出走することができます。まだ日曜日まで時間がありますし、1番良い状態で送り出せるようにしたいと思いますので、応援よろしくお願い致します」
(取材・写真:佐々木祥恵)

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