門別競馬場(天候・晴、馬場状態・良)で行われたダート
グレード競走・農林水産大臣賞典・日刊スポーツ賞・第19回
北海道スプリントカップ(JpnIII・1200m・3歳以上オープン・1着賞金2200万円)は、地元・北海道から7頭、
JRAから4頭、他地区3頭の合わせて14頭が出走した。
ほぼ揃ったスタートから、
JRAの
シゲルカガが飛び出した。これを追うのが、北海道に転入した
ポアゾンブラック。その後ろは
グランヴァン、
ハードデイズナイト、
スターライラックの北海道勢や、
JRAの
タイセイレジェンドと横一線に広がった。
3コーナーから4コーナーにかけて徐々に隊列が出来始めた。
シゲルカガが単独先頭、2番手争いが
ポアゾンブラックと
タイセイレジェンド、4番手集団が北海道の
クリーンエコロジーと
JRAの
アドマイヤサガスなどと続いた。
最後の直線では、逃げる
シゲルカガに、
ポアゾンブラックが追い詰める。さらに外から、中団待機の
JRA・1番人気の
ダノンレジェンドも追い上げる。しかし、結局
シゲルカガが逃げ切り、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分12秒5。鞍上は
JRAの勝浦正樹騎手。3/4馬身差の2着に
ポアゾンブラック、さらに3/4馬身差の3着に
ダノンレジェンドが入った。去年の覇者
アドマイヤサガスは4着に敗れた。
勝った
シゲルカガは
父パイロ、
母アレグレッツァ(
その父シャンハイ)という血統の牡4歳・鹿毛馬。
JRA栗東・
谷潔調教師の管理馬。通算成績は18戦6勝(うち地方3戦1勝)、重賞は5度目の挑戦で初めての制覇となった。今年になって、1600万下、オープンと連勝し、前走の
東京スプリントでは2着と力を付けていた。
ラジオNIKKEI