5日(日)に福島競馬場で行われる第64回
ラジオNIKKEI賞(GIII)に登録をしている
ストリートキャップ(牡3、美浦・
斎藤誠厩舎)について、追い切り後の相田一善調教助手のコメントは以下の通り。
(2勝目を挙げた前走を振り返って)
「直線に向くまで良い手応えで回ってくれました。手応え通りに弾けて、良い伸びで勝ってくれたと思います。
使いつつ馬が競馬を覚えてきました。以前は、前に行って粘り込む競馬が多かったのですが、しっかりと末脚を伸ばせるように脚質も転換できました。学習能力も非常に高いと思います」
(前走後の調整について)
「一旦、放牧に出させていただいて、一ヶ月ほど前に(厩舎に)帰ってきました。順調に追い切りを消化しています」
(調教過程について)
「(一週前は)休み明けでフワフワする部分は少しありました。追ってからの反応はまずまずだったと思います。
(最終追い切りは)一応、輸送が控えているので、軽めにさらっと流して、最後まで反応を見るようにということでした。行きっぷりや追ってからの反応は、先週よりも格段に良くなっている感じがしました。先週にかなり気合いを入れて、直線でビシッと追った分、競馬に向けて馬がしっかりと気持ちを切り換えてきたと思います」
(デビュー時と比べて成長した点は?)
「体が増えたのもそうですが、走り方や人に対する従順さが徐々に出てきました。さらに競馬を覚えてきたかなと思います」
(母の父が
オグリキャップでファンが多い馬)
「毛色が(
オグリキャップの)若い頃と同じところと、根性があるので一生懸命に走るところが似ていると思います。歴史に名を残す名馬なので、おじいちゃんに少しでも近づければなとは思います」
(今回のレースについて)
「1600mで条件戦を勝ちましたが、小回りであれば2000mまではこなせるのではないでしょうか。先々を見据えて距離延長も試してみようということで、
ラジオNIKKEI賞を使わせていただくことにしました。
開幕週で馬場が少し速いとは思うので、展開次第にはあると思います。終いでしっかりと走ってくれれば良いですね。
すごくファンが多い馬です。2勝目の時もかなり盛り上がってくれたみたいで、GIクラスのような声援が凄かったです。おじいちゃんのように、頑張って少しでも良い馬になれるように一生懸命走ってくれると思います。応援よろしくお願いします」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI