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タニノフランケルが“ポヤポヤ”している件について

  • 2017年08月10日(木) 19時00分


 なんか最近、はやくも涼しくなってはいませんか?暦の上では立秋も過ぎて、秋となりました。でも、これまでだったらまだまだ暑さ真っ盛りというかんじだったのに、今年はだいぶ暑さも落ち着いてきたように感じます。もう、陽気の移り変わりがさっぱりわからない…。世界的にはどうなんでしょう?サトノダイヤモンドはフランス遠征を控えていますが、フランスは数年前に行った感覚でいえば、9月後半でもまるで真夏にのように陽射しが強かったように記憶しています。今の様子が気になります。

 当のサトノダイヤモンドは昨日様子を見てきました。前から見ると、かなりキリリとした体つきなんですが、横から見るとかなりボリュームがあるかんじ。全体的には無駄肉をあまり感じさせないつくりになっていました。今後のスケジュールとしては12日に検疫厩舎へ移動し、18日に栗東トレセンを出発。成田空港へ向かい、翌19日午前の便で出国。オランダに到着後は陸路でフランスへ向かうとのことです。移動時間はトータルで33時間の予定となっています。


 これについては「落ち着いた馬だし、大丈夫でしょう」と担当の中澤助手。わたし的にはむしろ帯同馬のサトノノブレスの元気が良すぎるほうが心配です(苦笑)。

 サトノダイヤモンドはいまがまさに充実期といった印象。とにかくこのままベストな体調を維持して、無事フランスへ到着し大一番を迎えて欲しいと祈るのみです。頑張って!

 さて。いよいよ今週末、ウオッカの4番仔にあたるタニノフランケルがデビュー戦を迎えますね。

 ウオッカの仔は上の3頭は父がいずれもシーザスターズでしたが、今回はフランケルに変わりました。それによって「これまでの産駒より軽さがある」というように、より実戦で戦いやすい馬になっているようです。その一方で「ウオッカの仔特有のポヤポヤした感じがある」(前川助手)とのことです。ん?ポヤポヤってなに??

「普段は基本的に大人しく、むしろポヤポヤっと穏やかなかんじってことです。これまでの中では確かに一番走りは軽いんですが、普段は本当に大らかで他が慌ただしくしていても我関せず、というかんじなんです」(前川助手)


 無駄にエキサイトせずに穏やかに過ごすのが上手ということですね。

 今週の追い切りでは併せた馬に遅れを取りましたが「ミルコも競馬当週はあまり(強くは)やらずに馬なりでの調整でいいと話していた」(岸本助手)ということで、ある意味予定どおり。ゆったりした面が少し出ているようにも見受けますが、そのあたりは経験を重ねるうちに変わってくることでしょう。

「先週の日曜日には坂路で終い11秒9で上がってきているし、仕上がっている」(岸本助手)とのこと。ウオッカの仔が初めて新馬戦を制する姿、見たいですよね!応援してます〜!!

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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