落語家・林家木りんがドラマチックな地方競馬を熱く語る!
競馬記者、元ジョッキー、アナウンサー、タレント、お笑い芸人など各界の競馬好きによって構成される「地方競馬アンバサダー」が思い思いのスタイルで楽しむ、地方競馬の魅力を隔週で発信!
皆さん、はじめまして。落語家の林家木りんと申します。おそらく知らない方もいらっしゃると思いますので、軽く自己紹介をさせて頂きます。
僕の師匠は日本テレビで放送中の「笑点」で黄色い着物を着ている林家木久扇です。
そして名前が“木りん”という通り、身長が192センチあります。
ちょっとした悩みと言えば、乗馬に通いたいのですが身長が高すぎるのと体重が重すぎて、馬に負担がかかったら嫌だなと思い乗馬ができないことです(笑)。
こんな僕が競馬にハマりだしたのは、小学校4年生の頃に遊んだウイニングポストという競馬ゲームがきっかけ。
ちなみにこのウイニングポストのゲーム内では地方交流重賞は勝ちやすく、ゲーム序盤では大事なんです(笑)
そして実際の競馬を見始めたのは小学校6年生の時、テレビでテイエムオーシャンが桜花賞(GI)を制覇したときのこと。そこで競走馬の魅力を知りました。
おそらくこのコラムを読んでいる読者の方は、僕より詳しい方ばかりだと思うのでこんなことを言うのは野暮ですが、競走馬一頭一頭にはドラマがありますよね。
皆さんそれぞれに思い出があると思います。
僕も好きなドラマはたくさんあるのですが、いつもワクワクするのは地方競馬の馬が中央の馬に挑戦する時。
古くはハイセイコーやオグリキャップといったアイドルホース達が中央に挑戦し、クラシックレースやグランプリレースを勝ってしまうという偉業を成し遂げるというドラマ。僕はこれを生では観ていませんが映像を見る度に魂が震えます。この2頭は地方競馬の存在意義を知らしめた名馬だと思います。
また、地方競馬に在籍したままJRAのGIレース・フェブラリーステークスを勝った名馬メイセイオペラ。このメイセイオペラ以降、地方所属で中央のGIを勝った馬はいません。すごい馬だとしみじみ感じます。
また、中央から地方に行き、巻き返した馬も好きなわけでして、最近で言いますとノブワイルドですかね。
中央では1勝しか出来なかったのに、6歳になりその才能を開花させて地方交流重賞のテレ玉杯オーバルスプリント(JpnIII)を制覇し、翌年には連闘で2週連続重賞制覇。大器晩成とはこのことですね。
他にはキタサンミカヅキも中央から移籍後長く活躍して、9歳という年齢で東京スプリント(JpnIII)を勝つ…、という底力の凄さを感じました。
まだまだ紹介したい馬がたくさんいますが、ここでは書き切れませんね(笑)。
どうしても中央の馬が強いとされる競馬界ですが、たまに起きる下克上が新しいドラマと感動を生んでいるのです。
今日もどこかの競馬場で中央の馬を打ち負かす名馬が誕生するかもしれない。だから地方競馬はおもしろい。
これからも僕は地方競馬活性化のため、応援し続けたいと思います。
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