▲コズミックフォースは勝島王冠に出走し、強豪たちを抑えてうれしい重賞初制覇を飾りました(撮影:高橋華代子)
12月8日に大井競馬場で行われた勝島王冠は豪華メンバーが集結した中、御神本訓史騎手が騎乗した2番人気コズミックフォース(大井・藤田輝信厩舎)が優勝しました。
道中は中団から進め、勝負所で進出。ゴール前には6頭が固まる大混戦の中、一歩抜け出たリコーワルサーをコズミックフォースが差し切りました。勝ちタイムは1800m 1分53秒1(不良)。半馬身差の2着が再移籍緒戦だったリコーワルサー。さらに半馬身差の3着は、大外から一番の脚で突っ込んできたアングライフェンでした。
▲今年9歳のアングライフェンは7か月ぶりの実戦ながらも3着に入り、地力を見せつけました(撮影:高橋華代子)
コズミックフォースは中央時代にプリンシパルSを勝ち、日本ダービー3着になった馬。昨年末から南関東へ移籍し、藤田厩舎の外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングを積んでいます。「中央時代にすごい成績を残してきた馬なので、早くタイトルを取らせてあげたいと思っていたのでホッとしています」と御神本騎手。
ついに重賞初制覇を収めたコズミックフォースの初めての肩掛け姿、中央時代から応援してきたファンの皆さんにとってもうれしい瞬間だったでしょう。
▲コズミックフォースにとって初の肩掛け姿。堂々とポーズを取っていました(撮影:高橋華代子)
なお、ここに出走した同じ中央競馬からの卒業生、9歳のアングライフェンと南関東最年長10歳のリッカルドは、ともに来年も現役続行を予定しています。南関東競馬は9歳いっぱいまで走れますが、それ以上になるとA1馬は特例があり、一年のうちに一度でも5着までに入れば、何歳でも南関東所属として走り続けることができます。
▲南関東最年長10歳馬リッカルド。今年もオープン戦で3連勝を飾るなどすばらしい活躍を続けています(撮影:高橋華代子)
勝島王冠の枠順を見てもわかるように、南関東競馬の古馬重賞は、引き続き多くの中央競馬からの卒業生たちが、この新天地で頑張っています。
なお、現在の南関東競馬はコロナ禍の影響などにより、入場方法は各競馬場によって様々なので、各主催者のホームページを早めに確認してお出かけください。
年末最後の大井開催は12月24日、27日から31日まで実施。12月29日にはダート競馬の総決算・東京大賞典が行われます。この開催の入場は事前応募制として実施するため当日申し込みでの入場はできません。申し込み受付期間は12月15日までになりますので、詳細は大井競馬ホームページ内の
こちらをしっかりご覧くださいね。