まだ経験していない夏の福島、新潟競馬の中継も実現しますように…
当コラムの終了まで、いよいよカウントダウンが始まりました。今回を含めてあと9回。「競馬最前線」と銘打っているからには、折々のことを書き続けようと思っているのですが、あと2カ月、どんなことが起こるやら。
さて、先日の『Sponichi Annex』に、われらがテレビ東京『ウイニング競馬』でMCを務めている森香澄アナウンサーのインタビュー記事が載りました。
Yahoo! Japanにも見出しが表記されていたので、けっこう多くの競馬ファン、番組ファンの方にお読みいただけたものと思います。
森アナは、水原恵理アナ、亀井京子アナ、大竹佐知アナ、須黒清華アナ、植田萌子アナ、鷲見玲奈アナに次ぐ、番組史上7代目の女性局アナMC。2020年1月から司会席に座るようになりました。なので、今年で3年目を迎えたわけです。
これまでで最も長くMCを務めたのは須黒アナ。2010年4月から13年3月まで、丸3年にわたって井森美幸さんとともに“番組の顔”としての役割を果たしました。
あとは、水原アナ、大竹アナ、鷲見アナが丸2年。森アナは現時点で歴代2位の“長期在籍者”で、もし2023年になってもMCを続ければ“最長記録”を作ることになります。
私が言うのもおこがましいですが、これまでの6人も森アナも、番組に入ってきた頃はかなりぎこちない印象がありました。もともと競馬に興味があったという人は皆無でしたから、それも仕方ないことです。
むしろそういう女性がだんだんと番組になじむことによって、競馬初心者が競馬好きになっていくところを見られる。そこが『ウイニング競馬』の楽しみどころでもあると思います。
森アナも、はじめの1年くらいはなかなかふっきれなかったようです。でも、去年春のある時、その喋りが前の週に比べて格段に聞きやすくなったことがありました。
「何かあったの?」と聞くと、「ボイストレーニングのおかげです」との答え。それまで身体に力が入って苦しそうに喋っていたのが、その成果と“ふとしたきっかけ”で、自然な喋りになったんでしょうね。
以来、番組中も取材中(リモートなのが残念)も、表情が豊かになってきました。それからおよそ1年経ったので、今年はもっといい笑顔を見せてくれるはずです。
ただ、森アナは、MC就任直後に始まった新型コロナ大流行のため、夏の福島、新潟競馬の出張をまだ経験していません。
これはハッキリ言って悲運。何とか今夏の福島開催が始まる頃には、3年前までに近い形で中継ができるようになるといいのですが。
と思っていたら、このところの感染急拡大で、今週から再びテレビ東京本社スタジオからの番組放送を強いられることになってしまいました。まぁとにもかくにも、森香澄アナをこれからもよろしくお願いします!