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【宝塚記念回顧】特殊な競馬で上位入線馬の次走は過信禁物 秋の古馬GIで狙いたい注目馬

  • 2024年06月24日(月) 18時00分
とうけいば回顧

宝塚記念を制したブローザホーン(c)netkeiba


 上半期の総決算、宝塚記念が終わりました。予報通りかなり雨が降った中で行われたため特殊な競馬になりましたが、その方が回顧のしがいがあるというもの。しっかり復習して来週以降に備えていきましょう!

2024年6月23日 宝塚記念

舞台:京都芝2,200m
勝ち時計:2:12.0
レースラップ: 12.4 - 10.9 - 12.3 - 12.7 - 12.7 - 12.9 - 12.2 - 11.4 - 11.7 - 11.3 - 11.5
ペース:スローペース(61.0秒-58.1秒)
風向き:直線追い風(影響軽微)
脚質:フラット
馬場:かなり外有利

【レースポイント】

1. 超外有利の特殊馬場。進路取りが結果に直結。
2. 小型馬のワンツー決着。重馬場適性が求められた。
3. 特殊なレースゆえに上位入線馬は次走で過信禁物。

【レース概要】

 前日から降り続けた雨の影響で重馬場となった宝塚記念。開幕最終週だったこともあり内の馬場は荒れており、外が有利な強烈なバイアスが出現。1〜5着馬は外を走る競馬になっており、道中の進路取りが大事なレースとなった。

 また、終始降り続いた雨の影響で重馬場での適性が重要なレース。実際、勝ったブローザホーンは不良馬場で圧勝した経験があり、2着のソールオリエンスは重馬場の皐月賞で勝利したことがあった。

 この2頭は出走馬の中で馬体重が軽い2頭であり、能力以上に重馬場適性が求められたレースと考えるのが妥当。(※芝の重馬場において大型馬は好走率を落とす傾向にあるため、小型馬のほうが有利)

 上述のように超外有利の馬場バイアスに加え、重馬場適性が求められた特殊なレース。よって次走以降につながるレースではなく、上位入線馬は過信禁物。とくに秋の古馬GIである天皇賞(秋)やジャパンCとは求められる適性がまるっきり異なるため、上位入線馬が出走するのであれば疑いたい。逆に敗戦した馬は能力負けではないので悲観する必要はなく、人気を落とすくらいであれば次走で巻き返しに期待したい。

【各馬解説】

1着:ブローザホーン
 後方の外目。終始馬場のキレイな大外を回る競馬。過去の戦績からも重馬場は合っていたので条件が向いていた。瞬発力勝負での能力は未知なので、

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2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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