札幌記念を制したノースブリッジ(撮影:高橋正和)
今年も豪華メンバーが揃った札幌記念。
秋のGIシーズンで的中するため! しっかりと回顧して予想に役立てていきましょう。
2024年8月18日 札幌記念舞台:札幌 芝2,000m
勝ち時計:1:59.6
レースラップ:12.7 - 11.6 - 12.0 - 12.4 - 11.8 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 11.7 - 11.9
ペース:スローペース(60.5秒 - 59.1秒)
風向き:直線向かい風
脚質:逃げ、先行馬有利
馬場:やや内有利
【レースポイント】1. 前後半1000mは60.5秒 - 59.1秒のスローペースで馬群は縦長
2. 直線向かい風でもラスト1ハロンは11.9秒と減速していない
3. 開催進んだ札幌でも例年以上にキレイな馬場
→1・2・3より、圧倒的に逃げ、先行馬が有利な競馬
【レース概要】 前走で先行していたトップナイフ、ドゥラエレーデがともに出遅れる形で後方。結果、逃げたアウスヴァールに競りかける馬がいなくなり、前後半1000mは60.5秒 - 59.1秒のスローペース。それでも馬群は縦長になっていたことから後方の馬はかなり厳しい展開になった。
また、直線はやや強い向かい風がふいていたが、ラスト1ハロンは11.9秒とまったく減速していない。よって見た目の数字以上に逃げ、先行馬は余力があったと判断できる。
加えて今年の札幌は雨の影響をほとんど受けておらず、全体的に馬場はキレイな状態。Cコース替わり初週ということもあり、内を通った馬に有利な馬場状態になっていた。
以上から今年の札幌記念はとにかく逃げ、先行馬に有利な競馬。中団より後ろにいた馬はまったく展開が向いていないので悲観する内容ではないだろう。反対に前で競馬をして好走した馬は、次走以降で過剰評価しないようにしたい。
【各馬解説】1着:ノースブリッジ
外枠からスムーズに番手。60.5秒 - 59.1秒のスローペースを離れた2番手から競馬をし、最も恵まれたポジション。そのまま押し切って勝利と、評価は据え置きの内容。
好走したレース(AJCC、エプソムC)はやや時計のかかる舞台ばかりで、