キーンランドCを制したサトノレーヴ(撮影:高橋正和)
今週はキーンランドC! スプリンターズSに向けて大事な前哨戦です。しっかりと精査して、本番で買いたい馬をチェックしておきましょう。
2024年8月25日 キーンランドC舞台:札幌 芝1,200m
勝ち時計:1:07.9
レースラップ:12.2 - 10.4 - 11.0 - 11.4 - 11.5 - 11.4
ペース:ややHペース(33.6秒 - 34.3秒)
風向き:直線追い風(向正面は向かい風)
脚質:フラット
馬場:フラット
【レースポイント】1. 勝ち時計1分7秒9は同重賞で歴代2位タイの好時計
2. 向正面では強い向かい風が吹いており、数字以上にペースは流れた。
3. 馬場、脚質ともに癖が少ない。各馬の能力が発揮された。
【レース概要】 今年の札幌競馬場は馬場の内目がやや荒れたとはいえ、例年と比較すればキレイな馬場状態。時計も出やすい馬場になっており、勝ち時計1分7秒9はキーンランドC史上2位タイの速い時計となった。
≪参考:キーンランドCの勝ち時計ランキング≫
1位 2012年 1分7秒6(勝ち馬:パドトロワ)
2位 2024年 1分7秒9(勝ち馬:サトノレーヴ)
2位 2008年 1分7秒9(勝ち馬:タニノマティーニ)
ペースは前後半600mが33.6秒 - 34.3秒とやや速い程度。とはいえ直線では強い追い風(向正面は強い向かい風)が吹いており、数字以上にペースは流れていたと判断できる。
前述の通り馬場はやや内目が荒れていたとはいえ、前日の札幌10R(芝1200m)でも逃げ馬が3着に粘っていたように大きな不利はない。内、外を通った馬が満遍なく好走しており、馬場のバイアスが小さいフラットな状態だった。
以上から馬場、ペースともに癖が少なく、逃げ馬も差し馬も好走できるフラットなレース。各馬の能力が純粋に問われたレースとなった。
【各馬解説】1着:サトノレーヴ
抜群の手ごたえで番手後ろ。直線はスムーズに抜け出すと、2着以下を突き放して完勝。
直線追い風の恩恵はあったが、