現役トップレベルのGI馬が天皇賞秋やエリザベス女王杯の前にひと叩きするイメージのあるオールカマーですが、今年はGI馬が2歳時にホープフルSを勝ったキラーアビリティのみ。そんななか断然人気に推されそうなのが本格化の兆しを見せるレーベンスティールです。素直に信頼していいのでしょうか、それとも死角があるのでしょうか、「妙味度」を使って紐解いていきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
レーベンスティールは心理的に買いにくい?
編集K3(以下、K3) オールカマーはレーベンスティールが人気を集めそうですね。
卍 前走のエプソムCは59kgを背負って楽勝しましたし、今回はセントライト記念を勝ったときと同じ舞台ですからね。当然、人気になりますよね。
K3 予想オッズは1.7倍です。先週、1.7倍のレガレイラを軸にして外したトラウマがあるので、レーベンスティールが「儲かる軸馬」になったらちょっとビビりますね(汗)。
卍 レガレイラで外した人は心理的に買いにくいかもしれませんね。確率的には過去の結果は無関係ですけど。
K3 それでオッズが甘くなったりしないですかね?
卍 母父がトウカイテイオーということもあって人気がありますからね。あまり期待できないでしょうね。
K3 予想2番人気はステラヴェローチェです。大阪杯4着や札幌記念3着で、かつての輝きを取り戻しつつあります。
卍 屈腱炎からよくここまで立て直しましたよね。復帰後は多くの人が半信半疑だったのか1〜3番人気に推されたことはありませんでしたけど、近走の結果でようやく世間の目も変わったということでしょう。
K3 予想3番人気はサヴォーナですが、重賞では善戦するけど勝ち切れていません。
卍 前走の函館記念も1番人気を裏切る形になりましたからね。コース替わりと乗り替わりで妙味度がどうなるかですね。
K3 それでは、妙味度を見ていきましょう。
卍 はい。上位人気馬の総合妙味度はこのようになっています。