過去5年で3歳馬が7頭出走して4勝している毎日王冠。今年はシックスペンス、ダノンエアズロック、オフトレイルの3頭が古馬に挑みます。対する古馬は、大阪杯2着のローシャムパーク、連覇を狙うエルトンバローズなど決して楽ではない相手です。妙味の観点から軸にふさわしいのははたしてどの馬なのでしょうか?
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
妙味度の申し子がついにGI制覇!
編集K3(以下、K3) 先週のスプリンターズSは「儲かる軸馬」に該当したマッドクールが12着に負けました。ハンデ戦がなくなり、GIシリーズが始まれば流れが変わると思っていましたけど、いまだに大スランプから抜け出せません。
卍 しかも、勝ったのが高松宮記念で「儲かる軸馬」だったルガルですから噛み合っていませんね。
K3 鞍上は妙味度の申し子と言っても過言ではない西村淳也騎手でしたけど、ついにGIを勝ちましたね。
卍 改めて妙味度を見ると、初GIがスプリンターズSというのは納得ですね(※画像は電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2024』の西村淳也騎手のページです。100が平均値)
<特徴>
・芝で過小評価
・短距離は積極的に狙うべき
・中央場所よりローカル
・オープン、重賞で美味しい
<利益度の上位項目>
全体 5位
芝 2位
短距離 1位
函館 2位
京都 10位
小倉 9位
芝道悪 2位
オープン(重賞含む) 4位
重賞 9位
※利益度とは、1年間購入し続けた場合に、おおよそどれだけの利益をもたらし得るかを示唆する指標。
K3 勝利ジョッキーインタビューも印象的でしたから、これからは西村淳也騎手を狙う人が増えるかもしれません。
卍 そのあたりは来年の妙味度に表れるでしょうね。
K3 こんな感じで妙味度の高い騎手、種牡馬、厩舎が活躍しているのに、今年の「儲かる軸馬」の複勝回収率は74%まで下がってしまいました。
卍 苦しいところですけど、スランプの後に高配当が当たることはよくあるので信じて続けるしかありません。
K3 諦めずに頑張ります。さて、今週は毎日王冠です。3歳馬が強い重賞ですけど、妙味度ではどうなっているのか教えてください。
卍 わかりました、上位人気馬の総合妙味度はこのようになっています。