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【ホープフルS予想】多頭数になるほど荒れ模様 テースト、ロベルト、ダンジグで穴狙い

  • 2024年12月22日(日) 18時00分
23年は18頭出走のフルゲートで3連複18800円、22年は18頭で3連複232970円、21年は15頭で3連複7680円、17年は17頭で3連複10920円と、多頭数になると荒れ模様のホープフルS。ちなみに13頭立ての19年と18年は1〜3人気が1〜3着を占め順当決着だった。人気薄で好走した馬を振り返ってみると、サンライズジパング13人気3着(母父父ダンジリ)、ドゥラエレーデ14人気1着(母母父オーペン、ノーザンテースト5×5・6)、トップナイフ7人気2着(父デクラレーションオブウォー)、ラーグルフ8人気3着(父モーリス、ロベルト5×5)、ステイフーリッシュ8人気3着(父ステイゴールド、母母父シルヴァーホーク)と、ノーザンテースト、ロベルト、ダンジグをもつことが多い。今年も登録段階で19頭だから、この3血脈をもつ穴馬から入ってみる手も。(解説:望田潤)


アスクシュタイン
 ファステンバーグの半弟で、ドバイゴールデンシャヒーンのキンセールキングの甥。母ヴィクトリアズワイルドキャットはエイトベルズS(米G3・ダ7F)勝ち。父ドゥラメンテはタイトルホルダーやリバティアイランドを出すリーディングサイアー。母父ベラミロードはディープモンスターやサトノエピックの母父。母方の北米パワーも強いドゥラメンテ産駒で、新馬-コスモス賞を逃げ切ったが札幌2歳Sは4角で一杯に…。先行力を活かして前残りに持ち込みたいが。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

アマキヒ
 母アパパネは牝馬三冠とヴィクトリアマイルに勝ち、ディープインパクトとの間にアカイトリノムスメ、ジナンボー、ラインベックなどを産んでおり、本馬は父がディープインパクトの全兄ブラックタイドなので同血の弟ということになる。母母ソルティビッドは芝1200のフェアリーS2着のスピード馬。ブラックタイド×キングカメハメハはエコロヴァルツと同じ。聞き分けの良いエコロヴァルツというイメージの馬で、なかなか手堅い先行馬。キャリア1戦で強気にはなれないが…。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○

アリオーンスマイル
 クリスエステソーロの半弟で、ソルテやトウケイタイガーの甥で、牝祖シルビアワンはJRA3勝(芝ダ1700〜2000)。父ディーマジェスティは皐月賞に勝ったディープインパクト産駒でドットクルー、シゲルファンノユメ、クロスマジェスティなどの父。母父スターリングローズはかしわ記念の勝ち馬。母方はダート巧者の血筋だが、本馬はディーマジェスティ産駒だし黒松賞をみても芝OKだろう。ただ見た目に短距離体型で、距離延長と相手強化で更に厳しい戦いに…。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

クラウディアイ
 ロフティフレーズ(父ロードカナロア)の3/4弟で、メリートーンの半弟で、サンライズクォリアやヒカリシャトルの甥で、ブレイクフォースのイトコ。メイショウカズサなども近親。父サートゥルナーリアはエピファネイアやリオンディーズの弟で初年度からコートアリシアンやレッドキングリーなどを輩出。前走時430キロだが非力さは感じられず、サーアイヴァーのニアリークロスらしい無駄のない捌き。器用で手堅い差しで、ここも崩れはない。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

クロワデュノール
 アースライズの半弟で、母ライジングクロスはパークヒルS(芝G2・芝約14F)勝ち。

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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