【新潟記念予想】今年から別定戦となり強豪集結 枠順を考慮した各馬の評価とは
エネルジコは過剰人気に注意?
新潟記念は今年からグレード別定となり、ハンデ戦時代とはテイストが変わりそう。登録メンバーも実力馬が増えた印象だ。
人気はエネルジコだろうか。3戦3勝、青葉賞勝ちの戦績は立派なもの。ただGII勝ちで2キロ加増されているのが分かりづらい(3歳牡馬は本来54キロ)ので、人気が抑制されにくい=過剰人気になる面はある。追い込み馬で外枠はこのレースではプラスなので軽視はできないが、1番人気だとすると軸にしたいかは微妙なところだ。
クイーンズウォークなど前走GI組が増えたのも今年の特徴。この馬は自在性があるので、とった戦略と展開が噛み合うかどうか。高速決着はあまり得意でなさそうだし、強さの絶対値は足りるが新潟の適性があるかどうかだろう。
シランケドは魚沼Sを勝ったのがこのコース。この馬も自在性はあるが、12番枠だったら差しに構えたほうがよいだろう。距離延長は問題ないし、ここでクイーンズウォークを逆転してくる可能性はある。
ブレイディヴェーグは安田記念4着をどう評価するか難しいところ。4連敗中だが着差はそこまで大きくはない。復活してきてもおかしくないが、負けが続いている牝馬という点と、最内枠はやや気になる。
コスモフリーゲンは56キロで七夕賞勝ち。自身の58キロはハンデ戦でも今回でも一緒だが、他馬に軽ハンデが居ないぶん、去年までの七夕賞よりはやりやすい。逃げ粘りがあまりないレースなので誰かを行かせて2番手が理想だが、ナムラエイハブあたりが行ってくれるかどうか。
シェイクユアハートは枠がちょっと内すぎるが先行力もないわけではないし、本格化してからの安定味は評価できる。3連複なら軸でもよさそう。
ダノンベルーガは忘れられた存在になっているが、皐月賞以降出走したレースはほとんどGIで、例外は定量GIIの札幌記念1回だけ。GIIIならば馬鹿にはできない馬だ。