
▲「松本好雄オーナーから頂いたモノ」を関係者が明かす(撮影:高橋正和)
「メイショウ」の冠名で競馬ファンにも長く親しまれた松本好雄オーナーが8月29日、逝去されました。メイショウサムソン、メイショウドトウ、メイショウボーラー、メイショウマンボ、そしてメイショウタバルなど数々のGI馬を所有されたことに加え、優しく寛大な心をうかがわせるエピソードも多くありました。「人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる」とは松本オーナーが大切にされた座右の銘。
松本オーナーを偲び、netkeibaでは縁のあった方々に「松本オーナーから頂いた“モノ”」というテーマで思い出を伺いました。優しさ、教え、言葉、勝利…など、受け取った数々の“モノ”と同時に、みなさんが口にしたのはオーナーへ尽きることのない感謝の思いでした。
松本オーナー、これまで所有馬とともに感動のレースを見せてくださり、ありがとうございました。
※掲載は五十音順です
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【追悼企画・前編】池添兼雄元調教師、蛯名正義調教師らが明かす「私が“メイショウ”松本好雄オーナーから頂いたモノ」(取材・構成=馬切もえ、小田穂乃実、netkeiba編集部)
浜中俊騎手「優しくて温かい言葉、前向きな言葉」

▲浜中俊騎手(撮影:高橋正和)
優しくて温かい言葉をたくさんいただきました。負けてしまった時でも、温かい言葉をかけてくださり、次頑張っていこうと前向きな言葉をくださいました。
メイショウハリオでは交流GIを勝たせていただきましたが、23年のフェブラリーステークスで、スタートで躓き、落馬しかける瞬間がありました。自分(浜中騎手)からしたら致命的な出遅れで、着順も3着でした。スタートが普通に出ていたらもっと際どかったのかな…と思っていたところを、「落馬せずに3着まで諦めずに乗ってきてくれてありがとう」と喜んでくださいました。
勝ち負けがある世界なので、悔しいことももちろんあったと思いますが、常に前向きで、