【愛チャンピオンS予想】シンエンペラーが2度目の挑戦 強敵ドラクロワなど4頭の3歳馬が立ちはだかる
シンエンペラーのファミリーが日本でも2頭出走予定
少差の3着だった昨年に続き、4歳になったシンエンペラー(父Siyouni)が再び愛チャンピオンS(芝10F。発走は日本時間13日25時30分)に挑戦する。昨年より明らかにパワーアップしているから、期待は高まる。
ただ、昨年58.5キロだった負担重量は古馬になったので61キロ。そのため最近10年で3歳馬が7勝もしているレースであり、強敵とされるドラクロワ(父Dubawi)を筆頭に、8頭のうち半数の4頭が3歳馬である。
凱旋門賞を狙う前哨戦にしては少しも楽なレースではないが、ここで61キロを克服して勝ち負けできれば、59.5キロの凱旋門賞に大きな展望が開ける。全兄ソットサスは4歳時の2020年、このレースの4着をステップに不良馬場の凱旋門賞を激走して勝っている。
2021年からアイルランドで供用後に日本に輸入されたソットサス(9歳。仏産)はもちろん注目の種牡馬。シンエンペラーが快走し、初年度産駒の持ち込み馬の3歳セナスタイル(日曜のローズS出走)が好走すると、ソットサス一族の評価は高まる。
たまたまだが、今週はソットサス、シンエンペラーのファミリーの出走馬が、シンエンペラーを含め、3頭もそろった。中山の「初風S」の伏兵トーラスシャイン(父ファインニードル)は、母がソットサス・シンエンペラー兄弟とイトコにあたるスターライト。勢いに乗る一族だけに軽視できない。一族の関係は次のようになる。
☆プルミエールクリエイション(牝1997)
リオズスターレット(牝2005)
スターライト(牝2014)
トーラスシャイン(牡2021)初風S
スターレッツシスター(牝2009)
ソットサス(牡2016)
セナスタイル(牝2022)ローズS
シンエンペラー(牡2021)愛チャンピオンS