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【アイルランドT予想】差し、追い込みも決まる一戦 前走クラスから導く各馬の評価とは

  • 2025年10月10日(金) 18時00分

今年は前走準オープン組が5頭出走


 昨年までの府中牝馬Sを参考にすると、かなり差し・追い込みが届いている印象。前走クラス別成績としてはGI組とそれ以外の差が小さく、前走準オープン組でも馬券に絡んだケースがそれなりにある。今年は前走準オープン組が5頭もいるのでどれかしらが馬券の対象になってくるかもしれない。

 人気はヴィクトリアマイルに出走していたアドマイヤマツリ、ボンドガールだろうか。前者は福島牝馬S勝ちがあるうえ新馬とGI以外崩れていないが、今回も好位に行くとすると、最後なにかにつかまる可能性がある。逆にボンドガールはこのレースに合っている脚質なのだが、勝ち切れないキャラは御存知の通り。単勝も1着付けも売れる両馬だが、馬単や3連単では2、3着に付けるのも手だ。

 カナテープは速い上がりが使えるし、東京との相性もよいので重いシルシを回す価値がある。ベストは1600mかもしれないが1800mも守備範囲だ。

 セキトバイーストはそのカナテープを春の府中牝馬Sで負かしているが、当時は好位での競馬。秋の馬場だと脚質傾向が違ってくる可能性もある。

 前走準オープン組ではアンゴラブラックが人気になりそうだが、これも好位タイプだし、前走2000m組が昨年までの府中牝馬Sでは苦戦していた。ラヴァンダとか、もっと踏み込んでアンリーロードとか、前走準オープン組はそのあたりを狙ってみる手もある。

 個人的には大穴でセフィロにも注目している。府中牝馬Sは上がり順位と着順がリンクしやすいレース。本馬はマイルだと33秒台前半を普通に使える馬。前半離されずに追走できれば複穴になりうる。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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