最近の京都芝内1200の古馬混合重賞の結果をみると、エイシンフェンサー(母母父ハイイールド)、ビッグシーザー(母ストームキャット3×3)、ルガル(母母父ストームキャット)、グランテスト(父ロードカナロア)、アグリ(父カラヴァッジオ)、エターナルタイム(父ロードカナロア)、エイシンスポッター(父エイシンヒカリ)と、ストームキャットの血がまず強い。アブキールベイはエイシンフェンサーと同じファインニードル産駒で、ロイヤルアカデミーII≒ストームキャットのニアリークロスをもつのも同じ。京都芝1200の葵S勝ち馬でもある。(解説:望田潤)
アブキールベイ 牝祖コンポージャーはサンタアニタオークス(米G1・ダ8.5F)勝ち馬で、ロイヤルデルタS(米G2・ダ8.5F)のペンウィズの母。本馬はサンデーサイレンス4×3とロイヤルアカデミーII≒ストームキャット4×3をもつので、父ファインニードルの代表産駒エイシンフェンサーと配合パターンが似る。別定戦だともうワンパンチ欲しい感もあるが、セントウルSもそんなに負けていないし、時計がかかったほうがいいタイプだから今の京都の馬場はプラス材料だろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ジャスパークローネ 牝祖ステディキャットはアディロンダックS(米G2・ダ6.5F)2着で、産駒にサラトガスペシャルS(米G2・ダ6.5F)のジャンプスタート、孫にキャッシュコールフュチュリティ(米G1・ダ8.5F)のマスタリー。父フロステッドはウッドメモリアルS(米G1・ダ9F)に勝ったタピット産駒で、ドラゴンウェルズやジャスパーノワールなどの父。23年スプリンターズSでは逃げまくったが、最近は芝では行ききれず完敗つづき。典型的な北米血統で、今はダートのほうがいいのかも。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○