【ジャパンC予想】内枠が結果を出しているレース 枠順を考慮した各馬の評価は?
外枠が全くだめということはないが…
今年のジャパンカップは有力馬が外枠に多く入った。内枠が結果を出しているレースだけに、予想が難しくなった。
人気どころで唯一内枠を引いたのがダービー馬クロワデュノール。状態云々が言われてきたが、今週の調教ではある程度格好をつけたように思う。脚質がジャパンCに合っているうえにこの枠。運を生かしたいところだ。
3歳のライバル・マスカレードボールは15番枠だが、外枠が全くだめということはない。速い上がりには対応できる馬なので、取れる位置を取って直線に賭けたい。ただ、なにかに残られて勝ち切れない可能性はある。一方でルメール騎手が例えば捲りとか、まさかの策を繰り出してくることもありうる。
ダノンデサイルも外めの14番。これは正直痛い。上がり勝負ができるタイプではないので、どういう策でくるか。いままでにないロングスパートなど……。ダービーのような競馬はこの枠だと難しいので(そもそも騎手も違う)、なにか策が必要になる。
ドゥレッツァは状態がどうかだが、そこを不問にすれば外枠もこなせそうな馬。昨年は早めの進出が成功。枠を気にせず積極的な競馬をしたほうが結果に繋がりそう。
シンエンペラーの16番枠は正直痛い。道中力まず走れる割合がどの程度になるかで結果が決まってくる馬だと個人的には見ているが、ラチを頼るかそれに近い形のほうが力まぬフォームで走れている印象。昨年の凱旋門賞などは真逆の競馬だった。一方で逃げるとまた力み過ぎる。いったん出して、誰かが逃げに来てくれるのが理想形。
タスティエーラはいまだと時計のかかる2000m戦がベストのように思うが、ダービー馬だしこの条件がダメということはない。天皇賞(秋)は8着だったが、ジャパンCはGI馬に限って前走大敗でも復活がある。その極端なバージョンとして△ブレイディヴェーグあたりが複穴になってもおかしくない。
カランダガンはよくぞ来てくれたが、ウィジャボードを最後に外国馬が馬券に絡んでいないことを考えると、打って△までというところか。レコードが出た昨年の英インターナショナルSで2着だったことを考えると全く適性がないとは言えないが、上がりが速くなるとやはり厳しい。