中山芝内3600のマラソンレース。最近はオルフェーヴル産駒が走りまくる重賞で、23年はアイアンバローズ1着、22年はシルヴァーソニック1着、21年はアイアンバローズ2着シルヴァーソニック3着、20年はオセアグレイト1着タガノディアマンテ2着。しかも22年はゴールドシップ産駒プリュムドールが2着で、ステイゴールド系が3600mをグルグル回る運動会と化している(24年はゴールドシップ産駒ゴールデンスナップが1人気4着と裏切る結果に…)。取り上げたなかでは、ヴェルミセルとマイネルカンパーナが父ゴールドシップ、ホーエリートが母父ステイゴールド。(解説:望田潤)
ヴェルミセル ヒシカツジェームスの姪で、ドロップオブライトやプレシャスエースのイトコ。母マルーンドロップはJRA2勝(芝1700〜1800)。ブレイブスマッシュやライラックも同牝系。父ゴールドシップはステイゴールドの代表産駒でユーバーレーベンなど牝駒がよく走る。母父コンデュイットはキングジョージVI世&クイーンエリザベスS勝ち馬でニシノティアモやニシノレヴナントの母父。京都大賞典はジワジワ差してきたが、持続力あるストライドが武器で、開幕週の中山内回りで外から差し込めるかどうか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
クロミナンス ラッジオの半兄で、フラガラッハやエスティタートやフェルメッツァの甥で、母イリュミナンスはクイーンS3着。父ロードカナロアは世界の短距離王でアーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアなどを輩出。母母スキッフルはトニービン産駒でハイペリオン4・6・6×5・6・6。産駒がみんな晩成だったのもうなずける。ヌレイエフとトニービンから受けたナスペリオン的ストライドは東京向きだが、ここは長休明けを叩いた変わり身に期待。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○