24年は18頭出走のフルゲートで3連複140500円、23年は16頭で3連複18800円、22年も18頭で3連複232970円、21年は15頭で3連複7680円と、多頭数で荒れ模様の近年のホープフルS。ちなみに13頭立ての19年と18年は1〜3人気が1〜3着を占め順当決着だった。ファウストラーゼン17人気3着(ダンジグ5×5)、サンライズジパング13人気3着(母父父ダンジリ)、ドゥラエレーデ14人気1着(母母父オーペン)、トップナイフ7人気2着(父デクラレーションオブウォー)、ラーグルフ8人気3着(父モーリス、ロベルト5×5)と、穴をあけた馬はダンジグとロベルトをもつことが多い。今年も登録段階で19頭だから、ダンジグとロベルトをもつ穴馬から入ってみる手もありそうな。(解説:望田潤)
アーレムアレス アーテルアストレアの半弟でセンチュリオンの甥。牝祖サンデーエイコーンからはカズペトシーンやタイムズアローなどダートの強豪が出る。母父ワークフォースは凱旋門賞馬。父ハービンジャーはキングジョージVI世&クイーンエリザベスSに勝ちナミュール、ディアドラ、ブラストワンピース、チェルヴィニアなどを輩出。ダートのパワーとスタミナに定評がある牝系だが、本馬はハービンジャー産駒で芝向きで重厚で底力秘める。やや速い脚には欠けるが、持続力勝負ならヒケを取らない。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
アスクエジンバラ ストレイトガールの甥で、牝祖タイセイカグラはシャダイカグラの妹でオースミブライトやオースミコスモの母。リオンディーズ×マンハッタンカフェはテーオーロイヤル、ディオ、リプレーザと同じで、父キングカメハメハ系×母父マンハッタンカフェはソウルラッシュやペプチドナイルなどが出るニックス。本馬はテーオーロイヤルとディオの中間ぐらいのイメージで、ヘイローの継続クロスで機動力に富み中山内2000は合う。渋った馬場は巧そうな脚元。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
アンドゥーリル ヴァリアメンテの甥。母アンドラステは小倉芝1800の中京記念に勝った。牝祖ヴァレラはユングハインリヒガベルシュタプラー賞(独G3・芝2200m)勝ち馬。父サートゥルナーリアは名牝シーザリオの息子でショウヘイ、ファンダム、フェスティバルヒルを出している。「3/4ノーザンダンサークロス」で配合は好形。母系にノーザンテーストやロベルトが入ってピッチで走るので、東京1800より中山内2000が合うだろう。血統的にあまり揉まれ込むと心配はある。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
ウイナーズナイン ヴェロックスやホウオウプロサンゲの甥で、母母セルキスは独オークストライアル(独G2・芝2000m)勝ち馬。父エピファネイアはダノンデサイルやエフフォーリアなどを出す長距離砲。重厚なドイツ牝系だが、母父がマイラーのリアルインパクトなのでバランスがとれている。エピファネイアにモンズンとグランドロッジとキングズレイクだから、胴長でナスキロナスペリ柔緩くてたぶん揉まれ弱い。大箱2400を外から差して強いタイプだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
オルフセン テオレーマやハーモニーマゼランの半弟。