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起爆剤となるか園田ナイター開催/トレセン発秘話

  • 2012年09月07日(金) 18時00分
 いよいよ7日から園田競馬で、関西初となるナイター競馬(11月9日まで毎週金曜)が開催される。この話題に食いつく栗東の関係者は意外に多く、「ナイターならこっちの仕事が終わってからでも時間的に十分行けるし、園田でやるナイター競馬がどんなものか興味があるので行ってみようと思っている」と早くも“参戦”の意思を固めた調教師もいるぐらいだ。

 園田がナイター競馬で売り上げを伸ばすようなら、以前から一部に待望論がある中央のナイター開催にもなんらかの進展があるかもしれず、そういう意味でも注目が集まるところだが…。

「いや、中央競馬の開催は日の出から日没までと法律で決まっているし、まずそれを改正しないといけないからね。それに平日にやっているからナイターの意味があるのであって、土日で夜にやってもあまり意味がない」

 こう語るのは田所調教師。確かに仕事帰りだからこそのナイターなのであって、丸一日時間を使える休日に、照明設備など多大な投資をしてナイターをする必要はないという見方も一理ある。

「中央には中央で売り上げを上げるやり方があるだろうし、園田は園田で頑張ってナイター開催にこぎ着けたんだから、大いに盛り上がって両者が発展すれば一番いい」(同師)

 高知競馬出身の元ジョッキー片山助手(藤沢則厩舎)によれば、09年からナイターを始めた高知競馬も開催にこぎ着けるまで「競馬場の周りに菊を栽培している農家があって、照明が強過ぎるってクレームがあったり、いろいろ大変だった」とか。園田もナイターをするにあたってかなりの障壁があったはず。それを乗り越えての開催には素直に拍手を送りたいし、売り上げ増への起爆剤となることを期待したい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

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