【栗東】
![内田博幸騎手でデビュー予定のディルガ](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/data/debut/130819_01.jpg)
内田博幸騎手でデビュー予定のディルガ
◆ディルガ(牝、父Curlin、母Baghdaria、栗東・矢作芳人厩舎)
日本で活躍する父産駒には、先日の小倉ダート1000mを勝ち上がったセトアローや阪神芝1800mの未勝利戦を勝ち上がったエーシンエポナなどがいる。
本馬は8月7日にCWコースで追い切られ、8月14日は坂路でタイセイクルーズとの併せ馬。併走して、最後まで一杯に追われて、ゴールでは1馬身ほど先着。時計は4F53.4〜1F13.2秒とまずまずだが、併せた相手は、8月18日の新潟芝1800mの新馬戦で3着。それを考えると、十分に動けているだろう。デビュー戦は8月25日(日)新潟芝1600mを内田博幸騎手で予定されている。
◆ピクニックソング(牝、父ファスリエフ、母コウユーノミチ、栗東・境直行厩舎)
![ピクニックソングは小倉芝1200mでデビュー予定](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/data/debut/130819_02.jpg)
ピクニックソングは小倉芝1200mでデビュー予定
1998年にシンザン記念、チューリップ賞を勝ったダンツシリウスや、新馬戦を芝1200mで勝った後、ダートで5勝(JRA全6勝)を挙げたウインセイヴァーなどがいる血統。
本馬は8月14日に坂路で単走追い切りを行って、4F54.8〜1F12.3秒と終いの伸びは目立っていた。また、8月8日にはゲートから追い切られて、2F目に11.2秒をマーク。「ゲートはセンスが良くて速いですよ」と担当する石川勝己厩務員。中間の調教内容から、スタートが良く、終いもしっかりしているので、デビュー予定の8月25日(日)小倉芝1200mでの走りが楽しみ。なお、鞍上は水口優也騎手が予定されている。
◆ラヴィオリ(牝、父サクラバクシンオー、母バンビーナピノ、栗東・鈴木孝志厩舎)
アドマイヤコジーン産駒の半姉クリノタカラチャンは芝1000mと芝1200mで1勝ずつ挙げており、祖母リトミコバンブーも芝短距離で3勝と、母系は短い距離での活躍馬が目立つ。
本馬は7月24日に宇治田原優駿ステーブルより栗東へ入厩。8月2日にはゲート試験に合格と順調に調整が進んでいる。8月7日のCWコースでの追い切りでは、動きが緩慢だったが、8月14日のDPコースの併せ馬では相手を4馬身近く突き離して先着。ここにきて、素軽い動きも目立ってきた。デビュー戦は8月25日(日)小倉芝1200mを中井裕二騎手で予定している。
◆サンライズアルブル(牡、父ウォーエンブレム、母ラブリープリンセス、栗東・石坂正厩舎)
半兄ペガサスヒーローはダート1400mで3勝を挙げており、近親にはダートで9勝を挙げたサンライズキング、1999年京成杯AHを勝ったサンライズアトラスなどがいる血統。
本馬は7月4日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。ゲート試験に合格してからは、坂路での追い切りを重ねており、8月14日の坂路では、レースで騎乗予定の藤岡康太騎手が跨り、古馬サンライズワールドと併せて同入、4F56.8〜1F13.2秒をマークしている。8月25日(日)小倉芝1200mでのデビューを予定している。
【美浦】
◆サクセスコード(牡、父ファスリエフ、母コードネーム、美浦・武藤善則厩舎)
サンデーサイレンス産駒の母は芝1200mで3勝。その全弟にマイルのG1(マイルCS、香港M)を2勝したハットトリックがいる。先週の追い切りは坂路で4F50.8-37.3-24.9-12.9の好タイム。デビュー戦5着のオメガベントレーに先着と軽快な動きを見せた。「ひと追い毎に良くなってきた。いい馬っぷりをしているし、スナップの利いた走りで手先が軽い。いいスピードを持っていそうなタイプだし、初戦から動けると思う」と武藤善則調教師。8月24日、新潟の芝1400mを石橋脩騎手で予定している
◆ダイワアンビシャス(牡、父ダイワメジャー、母ダイワパッション、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
フォーティナイナー産駒の母は重賞2勝(フェアリーS、フィリーズR)の実績を残した。その産駒は現4歳の全兄ダイワインスパイアが2勝、現3歳の全兄ダイワフェームもデビュー4戦目に勝ち上がっている。先週の追い切りはウッドチップで5F65秒台を叩き出しており、併せたギブアンドテイクに先着した。「じっくりと乗り込んできたし、随分と良くなってきた。上は短い距離で走っているけど、マイルぐらいのほうがいいんじゃないかと思う」と二ノ宮敬宇調教師。8月25日、新潟の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。
◆トップオブスターズ(牡、父Sea The Stars、母Exhibit One、美浦・戸田博文厩舎)
Silver Hawk産駒の母はイタリアのG3を2勝。近親には英2000ギニーなど欧州のGIを3勝したザフォニック、種牡馬として凱旋門賞馬のザルカヴァを輩出したザミンダーがいる。ひと追い毎に体つきが引き締まり、8月8日には本馬場で5F65秒台の時計をマーク。どちらかと言うと欧州血脈のパワータイプだが、少しずつ素軽さが出てきた印象だ。「血統的にも期待の1頭。だいぶ気持ちの面がピリッとしてきたし、まだまだ良くなってくると思う」と厩舎サイド。8月25日、新潟の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。
◆ヒカルカミヒコーキ(牡、父ヨハネスブルグ、母ヒカルキャンディー、美浦・栗田博憲厩舎)
先週、函館と新潟で新馬戦を3勝したヨハネスブルグ産駒。先週の追い切りは坂路で4F50.5-36.9-24.5-12.9の好タイムを馬なりで余力十分にマークした。「これだけの時計で動ければ十分だし、いいスピードがありそう。素直な性格でオンとオフの切り替えもできているし、あとは競馬に行って稽古の良さを出せれば…」と栗田博憲調教師。8月24日、新潟の芝1400mを横山典弘騎手で予定している。