レースの結果を伝えるふつうの新聞には載っていない、これまで21回のジャパンCの結果のうち、今後も役に立ちそうな記録をまとめておこう。
これまで21回、日本の馬は合計142頭がジャパンCに出走した。その年齢別成績は
3〜4歳馬・・ 【9.7.8.60】
5歳以上馬・・【0.3.1.55】
となった。今年も5歳テイエムオペラオー、5歳メイショウドトウ、7歳ステイゴールドの組み合わせの馬券、つまり5歳以上のベテラン同士の馬券は、的中馬券としては発売されなかった。ジャパンCでは、まだ出し切っていない秘める可能性こそが大切。ハイレベルの一戦だからこそ、来年以降の狙いも若い「3〜4歳馬」だろう。
ジャングルポケットが勝って、トニービン産駒のジャパンC成績は【1.2.2.1】となった。種牡馬トニービンはもう死亡したが、まだ2歳馬も1歳馬も多数残っている。まだまだ要注意だ。
トニービン産駒のG1制覇は、これで12勝となったが、そのうち10勝までが東京の1600〜2400mに集中している。他場のG1では過信してはいけない。
武豊のステイゴールドは力を出し切って4着。これは力負けだった。
ただし、武豊=サンデーサイレンス産駒のコンビの重賞成績は、まだ【33.19.6.29】。連対率.597の高さを誇っている。武豊=サンデーサイレンス産駒が重賞に出走してきたら、無条件に買わないといけない。
あと、これはジャパンCだけではないが、最近の国際レースでは、国際レイティングが参考のために発表される。あまり信用しない方がいい。日本馬が海外レースに出走するケースが少ないとはいえ、日本馬に対する数値が異常に低いことが多い。ちなみにジャパンCでは、まるでレースにもならないティンボロア、パオリニあたりが日本の有力馬を上回る国際レイティングだった。流動的とはいえ、国際レイティングがもう少しまともな数値をはじき出せるようになるまで、あくまでヨーロッパやアメリカが中心の参考の数値と考えた方がいい。