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「無料バス廃止」はファン無視/トレセン発秘話

  • 2012年07月25日(水) 18時00分
 今週から始まる夏の小倉競馬。その滞在馬の入厩開始日が今年は例年より遅くなった。

 昨年は7月14日が入厩開始日で、開催初日が30日だったのに対し、今年は入厩開始日が7月21日で、開催初日は28日。9日も猶予期間が短くなったことになる。この点についてのJRAの説明は「滞在馬が年々減っている状況の中で効率的運用を考えた」。

 売り上げが下がり、多方面でコストカットを強いられる現在のJRA。小倉の競馬スタイルが滞在競馬主体から輸送競馬主体に変わりつつある中で、滞在用として競馬場を開ける期間を最小限にとどめることは経費の問題からもベターという判断なのだろうが…。もちろん不必要なものを削減するのは企業として当然。ただ、中にはこれをなくしてしまうのは「?」と思うものもある。

 この春、リニューアルしてから中京競馬場行きの無料バスがなくなったのは改装前から電車で通っている人ならご存じのことだろう。最寄り駅の中京競馬場前駅から競馬場まで徒歩で約5分。改装前は無料バスがファンを乗せて走っていたのだ。それがリニューアルしてからなくなった。先週までの開催でもなかったということは完全廃止されたのか?

 たった5分の距離とはいっても、バスがあった時は、ファンが列をつくっていたし、ファンサービスとしてあって困るということはなかったはず。何より昔から競馬を支えてきたオールドファンにとって、あの距離を歩くのとバスではだいぶ違うと思うのだが…。仮に廃止した理由が経費削減だったら、それこそファン無視もいいところ。こういうサービスは多少費用がかかっても続行するべきだ。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

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