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装鞍所の集合時間にひと工夫を/トレセン発秘話

  • 2012年08月29日(水) 18時00分
 23日に発表された気象庁の3か月予報では、この先も残暑が厳しい。まだまだ暑さとの闘いは続く。今年も競馬場で熱中症になった馬が倒れるケースが何度もあり、小倉では厩務員さんが倒れたこともあった。ギラギラ太陽の下、パドックで延々と周回する作業は見た目以上にハード。中にはイレ込む馬もいるわけで、そんな馬は余計に体力を消耗し、抑え込む厩務員も相当な労力を使う。しかも、パドックだけではなく、その前の装鞍所でも馬を歩かせて運動させている(夏場は装鞍所の馬房につなげているだけの場合もある)。

 その装鞍所への集合時間(一部を除きレース発走70分前)を、もう少し遅らせてほしいという要望がずっと関係者サイドから出ているという。

「特に夏場なんてちょっと長すぎると思う。装鞍所に行く時間をもう少し短くしてもらえれば人馬の負担も軽減する」と某関係者。装鞍所ですることといえば、文字通り鞍を着けること、馬体重の計量、個体鑑別、健康検査などだが…。

「結局のところ馬体重の計量に時間がかかるわけだから、これを装鞍所じゃなくて当日の朝に行えばいいんだ」

 こう提案するのは音無調教師。確かにこれなら集合時間を遅くすることができるうえ、朝にウインズや競馬場に行って重賞だけを買う人などの場合、その時点で馬体重が発表されていればより馬券が買いやすい。一石二鳥の妙案と思える。

「ただ朝に計量を行うにはそれだけJRAの人手もいるし、体重計も何か所かに設置しないといけない。その辺が難しい」

 確かにクリアすべき点はあるがアイデアとしては悪くない。よりベターな方策が出てくることを期待したい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

※本日は『吉田竜作マル秘週報』も更新されております。下部のバックナンバーからご覧ください。
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